永谷園が3月16日に「カップおにぎり茶づけ」を発売した。自分で用意した好きなおにぎりを、永谷園おなじみの「お茶づけ海苔」とともに専用カップに入れ、お湯を注ぐだけというなんともインスタントなもの。価格は90円。
これに反応したのがASCII.jp編集部のオカモト。「これ、すごいですよ。単純でありながら素晴らしいプロダクトですよ」と大絶賛する。その理由を考えていこう。
自分で後から味を決められるお茶づけは
これまでに無かった
永谷園のお茶づけシリーズを食べたことのない人はあまりいないだろうから、その味について触れる必要はないだろうが、強いて言うにしてもお茶づけの素として文句がない。
美味しくて、バリエーション豊富と、もともとスキのない製品だったわけだが、なぜカップおにぎり茶づけがさらに素晴らしいのか。それは、味の決め手を食べる人に委ねたからである。
これまではご飯にどのお茶づけをチョイスするかで、味を楽しむものだった。ところがカップおにぎり茶づけには、お茶づけの素とカップしかない。だから、おにぎりの具の選び方でどんなお茶づけにするか決められるのである。
言いかえると、永谷園は他人のふんどしで相撲を取り始めたのだ。いや、他人のふんどしを利用しすぎとも言える。当初そのアイデアを絶賛していたオカモトだが、実物を見るや、「お茶漬けの素とカップをセットで売るだけで90円も取るなんて……」と否定的な発言をし始めた。
ともあれ、実際に食べ始めるわけだが、「永谷園さん、これ最高です」と瞬時に再度の手のひら返し。「このプロダクトを考えた人は多分スゴい人」とあがめるほど。
もっとも梅のおにぎりとの組み合わせなら、メチャ美味い! となるのもある意味予想はつく範囲とも言える。じゃあジャンク部らしく、ジャンクな方向に走るべく「シーチキンマヨネーズなら、いろいろな意味でヤバいことになるのでは?」とダメな発想をしてみた。
マヨネーズの個性溢れる味と永谷園のお茶づけは果たして合うのか。実際に試してみた。
シーチキンマヨネーズ、すっごく美味しいです
ただし、塩分には注意が必要
結論から言うと、シーチキンマヨネーズはめちゃくちゃ美味い。チキンが食感のアクセントとなり、マヨネーズはお茶づけの味とうまく調和し、スルスルと口に入っていく。問題があるとすればできあがったときの見た目の悪さくらいだろう。
それからもう1点、おにぎりの種類を問わずに注意したいのが塩分が多いということ。お茶づけ+おにぎりの塩分が合わさるので(だからこそ美味いと感じるとも言える)、食塩相当で3~4g程度とかなりの量を摂取することになる。食べ過ぎには注意したい。
「GW特別企画! 毎日アスキー・ジャンク部」はこうして、終わりよければすべてよし、気分スッキリの最終回となったのである。
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