このページの本文へ

自動睡眠モニターも搭載

独自センサーで24時間計測可能な心拍計「Fitbit Charge HR」が販売開始

2015年04月23日 16時53分更新

文● 西牧/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

発表会には元プロゴルファーの古閑 美保さんも登場

 Fitbitは4月23日、リストバンド型の心拍計「Fitbit Charge HR」の販売を開始すると発表した。発売は4月24日からで、市場想定価格は2万円。全国の量販店や通販サイト、Fitibitのサイトから購入できる。

 Fitbit Charge HRは心拍数と活動量を記録するウェアラブルデバイス。独自の「PurePulse心拍計テクノロジー」を内蔵し、運動中や睡眠中を含む24時間いつでも心拍数を計測できる。また、トレーニング中の心拍は「脂肪燃焼」「有酸素」「ピーク」の3つのゾーンで表示する。

 そのほか歩数、移動距離、階段を上った階数、消費カロリーを記録し、本体のLEDで見られる。トレーニング時はディスプレーにリアルタイムでデータが表示され、サマリーや心拍数データはスマホアプリで確認できる仕組みだ。さらに電話の通知機能も新たに搭載されている。バッテリーはおよそ5日間で、生活防水仕様となっている。

 眠りに入った瞬間、睡眠モードに切り替わる自動睡眠モニターも搭載し、バイブ目覚まし機能も付いている。

Fitbit Charge HRの特徴

心拍を細かく記録することで、トレーニング効果の最大化や体と目的に合った運動負荷をキープできるという

食事の記録もできる。10万種類の食べ物のデータベースを持っており、なにを食べたか、カロリーをどれくらい摂ったかなど、すぐに記録可能

 PurePulse心拍計テクノロジーについて、FitbitのCROであるウッディ・スカル氏は「これまで世に出ていた心拍計はアスリート向けだった。だが、(PurePulseは)そこまでいかない人たちに効率よく運動をしてもらうためのテクノロジー。1日中心拍を計測することで、より正確に消費カロリーを把握も可能になり、新しい形で健康を提供できる」と話す。

活動量計がトレンドになっているのはテクノロジーが進化したから

 発表の場でスカル氏は「今日は日本でブランドをローンチする日だと考えている」と語る。

ウッディ・スカル氏

 Fitibit設立当初はフィットネスに対して、時間がかかり、がんばらないといけないもの、というとらえ方をされていたという。だがスカル氏は「健康を高める方法はいろいろあって、みんなができるものだ。歩く、階段を上る、食事に気を使う、睡眠もそう。Fitbitはそのときに常に横にいて、フィットネスを手助けする。もっと健康的にアクティブになることを助けるものだ」だと製品とフィットネスに対する考えを述べた。

Fitbitのターゲットは「自分の生活を健康的にしたい、運動したい、日常の体の動きを高めたい人」とかなり幅広く設定している

 また活動量計の市場については「ある調査会社の発表によると、今後数年間で活動量計の市場は2兆円に達するという。なぜそこまで達するかというと、トレンドがあるからだ」と言う。

 スカル氏はトレンドとして“世界中で増える慢性疾患”、“多くの人が自分の健康を高めることに関心を持った”を挙げる。「糖尿病などの疾患は深刻な問題だが、ライフスタイルの変化で改善できる。また、2020年にオリンピックを迎える日本の方々は今後さらにフィットネスに対する関心を高めるだろう」

 テクノロジーの進化も要因として挙げられるという。高性能なセンサーが登場し、バッテリーが長く持つ。そのうえ小型化した。「こうしたトレンドから需要が拡大し、革新的な製品が提供」されることで、市場も成長しているという考えを示した。

■関連サイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン