グーグルやMS、Dropbox、Evernoteなど幅広いWebサービスの二要素認証にも

IIJ、TOTP対応のワンタイムパスワード管理アプリ無料提供

　インターネットイニシアティブ（IIJ）は4月3日、iOS/Androidデバイス向けのワンタイムパスワード管理アプリ「IIJ SmartKey」の無償提供開始を発表した。標準規格（TOTP）に対応しており、IIJ以外にもGoogleやMicrosoft、Dropbox、Evernoteなど幅広いWebサービスの二要素認証で利用できる。

IIJが提供開始したワンタイムパスワード管理アプリ「IIJ SmartKey」

　ワンタイムパスワード（OTP）とは、1回限り／短時間だけ有効な使い捨てのパスワード。通常のログインで使われるID／パスワードに加えて、ワンタイムパスワードを入力させることで、なりすましログインなどの不正行為を防ぐ「二要素認証」に使われる。

　IIJ SmartKeyは、複数のサービスに対応したワンタイムパスワードを、スマートフォンやタブレット上で生成できるアプリだ。標準規格のTOTP（Time-based One-time Password Algorithm）に対応しているため、幅広いサービスで利用できる。

Webサービスの画面で表示されるQRコードを読み取らせれば、ワンタイムパスワードの生成が始まる

　IIJによる動作確認済みのWebサービス（発表時点）は、IIJセキュアMXサービス（スペアメールオプション）、Amazon Web Services、Dropbox、Evernote、Facebook、Googleアカウント、Google Apps for Work、Microsoftアカウントとなっている。

　なおSmartKeyアプリ自体の不正利用を防ぐために、アプリ利用時の認証要求（パスコードまたはTouchID）を設定できる。また、デバイスを新機種に変更する際は、旧機種のQRコードをスキャンすることで新機種に移行できる「データエクスポート」機能も備える。

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• IIJ SmartKey