ニフティはドコモMVNOによるデータ通信SIM、音声通話付きSIMサービス「NifMo」を今日26日から開始した。これに合わせて、都内で発表会も行なわれた。
NifMoはデータ通信専用タイプ、音声通話付きタイプの2種類を用意。ASUS製のAndroidスマートフォン「ZenFone 5」(16GBモデル)をセットにしたプランも用意されている。
データ通信専用プランは、高速で利用できる通信量ごとに2GBプラン(月900円、以下すべて税抜)、4GBプラン(月2500円)、7GBプラン(月3500円)の3プラン。090番号付きの音声通話対応にするには、ここから月700円のオプションを追加する形になる(SMS対応のみは月250円)。
いずれも初月は無料。初期費用は3000円。音声通話対応の場合のみ、利用開始から6ヵ月以内に解約すると8000円の手数料が発生する。
前述のようにZenFone 5(16GB)をセットで購入することも可能で、こちらの価格は3万1112円(1297×24回)。エレコム製の専用カバー、保護フィルムもセットとなっている。
またサービス開始のキャンペーンとして、来年1月31日まで、スマホセットで購入した場合は基本料金が24ヵ月、200円割引。またすでに「@nifty」の接続サービスを利用している場合もやはり24ヵ月、200円割引となる(スマホセットの場合は割引が合算される)。
提携ネットショップでの料金還元
公衆無線LANとの接続も可能
発表会内では競争が激しくなっている格安SIMにおいて、NifMoならではのメリットについて語られた。
具体的には専用スマホアプリ「NifMo バリュープログラム」を経由して、提携ショッピングサイトで買い物をすると利用料金が割り引かれる。もう1点は「NifMo コネクト」と呼ばれるアプリを用いることで、自宅の無線LANや公衆無線LANサービスに自動で切り替えられ、通信量を節約できる。公衆無線LANサービスはBBモバイルポイントに対応している。
発表会に登壇した同社代表取締役社長の三竹兼司氏は「単なる格安スマホではなく、MVNOの仕組みを利用して、IoT時代に対応したあらゆるサービスを提供するべく各事業部で検討している最中」、また同社ネットワークサービス事業部長 三浦信治氏は「拡大しているMVNO市場において10%のシェアを取っていきたい」と語った。
プロモーションのキャラクターには、“すべてに妥協をしない”人々の象徴として沢尻エリカさんを採用。沢尻さんが理解・納得するまで、NifMo担当社員がそのサービスの価値を説明するというストーリーで展開される予定だ。