キヤノンから、デジタル一眼レフ「EOS 7D Mark II」が発表された。11月上旬発売予定で、ボディー単体の税抜き直販価格は20万8000円となる。
本機は2009年に発売された「EOS 7D」の後継モデルで、APS-Cサイズセンサーを採用する同社デジタル一眼レフのフラッグシップモデルだ。
撮像素子は有効2020万画素の新型CMOSセンサーを採用。全画素にフォトダイオードを2つ搭載することで高速な撮像面位相差AF速度を実現している。
AF測距点は65点で、そのすべてがクロス仕様。特に、中央の1点はF2.8/F8に対応している(ほかの測距点はF5.6対応)。追従AF時には新しい追尾アルゴリズムにより、被写体が測距点を外れても、測距点を移動して追従し続ける「EOS iTR AF」が利用可能だ。
画像処理エンジンには「DIGIC 6」をデュアルで搭載。RAW撮影時で最大31枚、RAW+JPEG同時記録で最大19枚の連続撮影が可能だ。連写速度は最大10コマ/秒となる。レリーズタイムラグは55msだ。
感度はISO 100~16000までだが、拡張設定によりISO 51200まで設定可能。光学ファインダーはペンタプリズムの下に透過型液晶パネルを配置することで、電子水準器や露出レベル、撮影モードなどの状態を表示できる「インテリジェントビューファインダーII」を新たに搭載している。
背面には3型ワイドモニター(104万画素)を装備。記録メディアはSDメモリーカードとCFカードのデュアルスロットとなっている。
このほか、GPSを内蔵し電子コンパスの表示や位置情報記録などが可能、なお、無線LANは非搭載となる。
レンズキットは2種類を本体と同時に発売。「EF-S18-135 IS STM」が付属するキットが税抜き直販価格24万8000円、「EF24-70L IS USM」レンズが付属するキットが同33万8000円となっている。