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「Cloud Backup」と「Cloud Diskローカルバックアップ」

フリービット、クラウドを活用した2つのDRサービス

2013年03月11日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 3月8日、フリービットはクラウドを活用した2つのバックアップサービスを発表し、DR(災害対策)市場に参入した。

「Cloud Backup(クラウドバックアップ)」

 フリービットクラウド「Cloud Backup(クラウドバックアップ)」は世界12カ国で特許権を取得しているSDN関連技術「Emotion Link」を用いたもの。サーバーにソフトウェアをインストールするだけで、5分程度でSDNによる閉域網を構築可能。閉域網に接続されている東京、大阪、香港のバックアップ拠点にデータをバックアップ。3箇所から選択もしくは、すべての拠点へのデータバックアップも実現するという。

従来の遠隔地バックアップサービスとの比較(同社サイトより抜粋)

 Emotion Linkを用いたVPNクライアントはCentOS 5/6、各種Windows Serverに対応。バックアップ手段は「rsync」、「Samba」、「NFS」、「Subversion」で提供されるため、OS標準の機能やコマンドで利用できる。また、Webコントロールパネルでのバックアップスケジュール設定も可能。提供価格は100GB月額5000円程度で、事業者へのOEM提供を行なう。

「Cloud Diskローカルバックアップ」

サービス概要図(同社サイトより抜粋)

 同社が提供中のクラウドストレージ/ファイルサーバーサービス「Cloud Disk」と、aigoの全面協力のもと独自開発を行なったバックアップ専用機(ローカルストレージ)を組み合わせたDRサービス。

 Cloud DiskはPC、iPhoneやAndroidなどのマルチデバイスに対応したクラウドストレージ/ファイルサーバーサービスで、「Sync」機能により各デバイス間のデータを同期することが可能。また、ファイルの「共有」やドキュメントの「世代管理」にも対応しており、Cloud Diskに保存されたデータはバックアップが多重に施される。

 Cloud Diskローカルバックアップでは、これらCloud Disk上のデータを定期的に自動でオフィスにあるバックアップ専用機にバックアップする。これにより、災害時におけるデータセンターからのデータ復旧措置に関するリスクを軽減する。LANに接続し、登録アカウントでログインするという2ステップの簡単設定が特徴となる。

 当初は、代理店18社から販売を開始。提供価格は月額5000円~1万円(5年リースの場合)の予定。

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