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最新ヘッドホンでミュージック・ライフを向上しちゃおう! 第3回

iPhoneやAndroidでも極上の音を!! スマホ用ヘッドホンを試す

2012年07月04日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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ウォークマンと組み合わせて便利に使える
Bluetoothタイプの「DR-BT150NC」

「DR-BT150NC」。ノイズキャンセリング機能も備えるレシーバー部はやや大きめだ

「DR-BT150NC」。ノイズキャンセリング機能も備えるレシーバー部はやや大きめだ

 最後はBluetooth対応のワイヤレスタイプの「DR-BT150NC」(予想実売価格9000円前後)。Bluetooth対応機器ならばiPhone、Androidを問わず使用できる。

 Bluetooth機能としてはver.3.0準拠で、8台までのマルチペアリングが可能。ペアリング済みの機器ならば、ウォークマンで音楽再生中に別のスマホで通話をするなど、2台同時の接続が可能だ。

リモコン部側面にノイズキャンセルのオン/オフスイッチやボリュームボタンがある

リモコン部側面にノイズキャンセルのオン/オフスイッチやボリュームボタンがある

背面はクリップになっているほか、側面に充電用のUSB端子や早送り/巻き戻しレバーを装備する

背面はクリップになっているほか、側面に充電用のUSB端子や早送り/巻き戻しレバーを装備する

通話用マイクはリモコン部にある。それ以外に、ノイズキャンセル用マイクがヘッドホンのハウジング部に内蔵されている

 ヘッドホンの機能としては、口径13.5mmのドライバーユニットを採用したほか、ノイズキャンセリング機能も備え、周囲の騒音を約90%低減できる。レシーバー部分のスイッチによりON/OFFの切り替えも行なえる。

 ヘッドホンのコードの末端に大きめのレシーバーユニットがあり、操作はそこで行なう。通話をはじめ、ボリューム調整や曲送り/曲戻しボタンを備えており、ボタンのサイズも大きく使い勝手はいい。レシーバー部にはクリップもついているので、胸ポケットのあたりに付けておけば、通話もそのままできそうだ。

 音はBluetoothということもあり、情報量はわずかに劣る。ややドンシャリ気味だが、歯切れのいいクリアなサウンドになっていて、元気なサウンドだ。

 音声を圧縮して伝送するBluetoothの規格上、音質にこだわったものを期待するのは難しいかもしれない。しかし、使い勝手はワイヤレスの方が優れているので、なんとかしてより音質的にも満足できるモデルが登場してくれるとありがたい。

スマートフォンでももっとも高音質で音楽を楽しめる!!

 今回は、スマートフォンでもより質の高い音楽を楽しめるようにハイエンド級の高級モデルや超最新モデルを中心に集めてみたが、やはり満足度はかなり高い。

 欲を言えば、AKGのK3003iで触れたように、スマートフォンのリモコン機能にも対応したヘッドホンアンプの登場にも期待したくなるが、実力の高いヘッドホンを組み合わせるだけでも音は格段によくなる。そうすると音楽がもっと楽しくなるはずだ。

 ヘッドホンの最新技術や、有名メーカーのこだわり、上級クラスのスマホ用ヘッドホンの音の実力と、ひと味違う角度からヘッドホンを魅力を紹介してきたが、きっと何気なく使っているヘッドホンの印象がちょっと変わったのではないかと思う。

 インナーイヤー型は毎日使っていると案外汚れてしまうので、たまには感謝の意味で磨いてあげよう。さらに愛着がわくのはもちろんだが、デザインの面白さや細かな仕上げのよさなども改めて実感できるだろう。


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