シマンテックは3日、Android OSに対応したセキュリティアプリ「ノートン モバイル セキュリティ」を3月18日に発売すると発表した。対応するOSのバージョンは2.0~2.2で、現在のところAndoroidマーケットでの提供はなく、発売開始時点では店頭販売のみとなる。インストールは、端末で同社のサイトにアクセスし、アプリをダウンロード。その後、封入されているカードのプロダクトナンバーを入力することによりアクティブ化される。価格はオープンとなっており、店頭価格は2980円(税込)前後とのこと。
アプリは大きく5つの機能に分かれている。注目は盗難・紛失対策の機能で、リモートで端末のロックができるほか、GPS機能が有効であれば端末の位置の把握が可能。また保存されているIDやデータを同じくリモートでの操作で消去したり、盗難された端末からSIMカードが取り外されるとロックをかけるようにすることができる。なお、これらリモート操作にはSMSを使用するため、現在のところ同一キャリアの端末しかアクセスできないので注意が必要だ。
そのほかマルウェア対策機能、ダウンロードされるファイルやプログラムのスキャン機能、特定の電話番号やSMSの着信をを遮断する機能など、PC用のセキュリティソフトソフトでお馴染みの機能も搭載されている。
なお、現在のところ対応キャリアはNTTドコモとソフトバンクモバイルとなっており、auも順次検証を進めているとのこと。