アップルは22日、iPhone/iPod touch/iPad用の最新OSとなる「iOS 4.2」をリリースした。これに合わせ、メディア向け説明会が開催され、プリンターに印刷を指示する「AirPrint」や、コンテンツをApple TVなどに配信できる「AirPlay」といった新機能が紹介された。ユーザーは各端末をUSBケーブルでパソコンに接続し、iTunesの画面からアップデートを実行することで入手できる。
iOSの前バージョンはiPhone/iPod touchは「4.1」、iPadが「3.2.2」。iPhone/iPod touch用のiOS 4.0は今年6月にリリースしており、マルチタスキングやフォルダーの作成といった機能が追加された。今回、iPadがメジャーバージョンアップしたことで、iPhone/iPod touchと同等の機能が使えるようになった。
iPadがサポートしたiOS 4の新機能
ホームボタンをダブルクリックしてアプリ一覧を表示し、右フリックで一番左まで表示すると、音楽の再生/一時停止/早送り/巻き戻しといった操作や画面の回転ロック、ボリューム調整を指示できる。さらにiPadでは輝度の調節にも対応し、いちいち「設定」アプリを開かなくても、ホームボタンから画面の明るさを変えられるようになった。
またバックグラウンドでの音楽再生機能を拡張。iOS 4.1においてマルチタスキングを利用してバックグラウンドで音楽を流す場合、「iPod」機能しか利用できなかったが、バージョン4.2ではアプリが対応すれば、インターネットラジオやムービー系のアプリでも音を聴けるようになった。