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GPGPUによる処理能力を1カ月使用で160万円

HPC環境を提供するIBM Computing on Demandを拡充

2010年11月04日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 11月2日、日本IBMは同社のクラウドサービス「IBM Computing On Demand」にGPGPU(General-Purpose GPU)を用いたHPC環境を提供するサービスを追加した。

IBM Computing on Demandの概要(同社サイトより抜粋)

 IBM Computing on Demandは、IBMのデータセンターに設置され、HPC用に構成されたサーバーとストレージをネットワーク経由で利用できる演算処理能力の時間貸しサービス。発注から約1週間で調達でき、顧客は専用ソフトウェアをインストールすることでイントラネット上のリソースとして利用可能になる。

 新サービスでは、448個の演算コアを搭載したGPGPU2個を最小単位とし、1TFLOPSを超える処理能力を持つという。1週間以上1日単位で利用でき、4.12TFLOPSを実現する8個のGPGPUを1カ月利用する場合で月額料金は160万円となる。サーバーは「IBM System x iDataPlex dx360 M3」を採用する。

サービスで用いられるIBM System x iDataPlex dx360 M3

 既存のアプリケーションをGPGPU向けに最適化する場合のアセスメントや作業支援、全作業の請負サービスも用意している。

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