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松村太郎の“モバイル・ネイティブ”時代の誕生を見る ― 第2回

NECビッグローブが提案する第3領域のAndroidデバイス

2010年02月05日 15時00分更新

文● 松村太郎/慶應義塾大学SFC研究所 上席所員

iPadの発表と「第三の領域」というトレンド

 読者の皆さんもご存じだろうが、アップルは1月27日にiPadを発表した。アップルのスティーブ・ジョブズCEOも「iPhoneとMacの間を埋める第三の領域」としてiPadを紹介しており、ビッグローブのクラウドデバイスと位置づけは同じだ。

iBooksiBooksを表示しているiPad。今話題になっている電子書籍だけでなく、このサイズの画面に合った新しい形のコンテンツが生まれてくる可能性は高い

 アップルはMacやiPhoneで親しまれてきたiTunesやApp Storeに加えてiBooks Storeを導入し、音楽・ビデオ、アプリケーション、電子書籍を1アカウントで購入し、自在に楽しめる環境を用意している。iPad周辺の話についてはまた別の機会に触れたいと思う。

 ビッグローブとしても、Androidマーケットとは別の形でマーケット機能を提供したいというが、その前にアプリケーションを見つけ出し、親しむ場から必要である点を指摘する。

 「今回のモニターに合わせて、andronavi(アンドロナビ)というポータルサイトを用意しました。Androidアプリケーションの紹介をするウェブサイトです。Androidアプリは端末内のAndroidマーケットからしかアクセスできません。またアプリだけでなく、これまでビッグローブが提供してきたコンテンツも含めて、PCのネットのアプローチをAndroidデバイスにも広げていきたいと考えています。その情報を発信する場として、活用していきます」(徳間氏)

andronaviビッグローブが提供するAndroidのポータルサイト「andronavi」。Androidユーザーにとって役立つ情報やニュースが幅広く掲載されている

 7インチ程度の画面を備えるAndroid端末について、徳間氏は電子ブック端末としての期待を寄せている。カラー端末であるため巻頭カラーのコミックもそのまま表示できるし、1コマずつしか読めなかったケータイと違い、1ページを丸ごと表示させられる点もアドバンテージ。「コミックに限らず、これまで一緒にやってきたコンテンツプロバイダとも一緒に事業展開していきたい」と展望を語る。

 インターネットをPCを使う場や、ケータイの狭い画面から解き放ち、一方でユーザーのデータやビジネスモデルはこれまでのものを共有しながらシンプルに展開する。新しいスタイルとビジネスがどのように作られていくのか。Andronaviでもモニターの近況がレポートされるとのことなので、注目していきたいと思う。

筆者紹介──松村太郎

松村さん

ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。嘉悦大学、ビジネスブレイクスルー大学でも教鞭をとる。テクノロジーとライフスタイルの関係を探求。モバイル、ソーシャルラーニング、サステイナビリティ、ノマドがテーマ。スマートフォンに特化した活動型メディアAppetizer.jp編集長。自身のウェブサイトはTAROSITE.NET



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