デジタルに詳しいはずの自分より
家族のほうが使いこなしていた!
Woooが来てしばらくして気づいたのは、最初はちゃんと使えるかどうか心配していた家族のほうが、自分よりさらに便利に使いこなしていたという事実だ。
たとえば番組表。一般的な表示方法は、横に6または8チャンネル表示するというタイプである。ところが奥さんは、1つのチャンネルを8日分並べて表示させていた。こうすると時間変更が多い再放送のドラマなどを、確実にチェックするのに便利なのだという。
また娘は録画予約する際に、自分専用のフォルダに保存する設定にしていた。お気に入りのアニメをすぐに探せるよう整理するなど、便利に使いこなしている。
一方「自分は」というと「この番組録画」機能が大変便利なことに気づいた。ある日やっと仕事が終わって、たまたま放送されていた情報番組に見入っていたら、部下からケータイに連絡があって、すぐに原稿をチェックしてほしいという。
以前は視聴をあきらめて、渋々仕事を始めたものだが、今ではリモコンの「録画」ボタンを2度押せばいい「この番組録画」機能のおかげで、これだけで視聴中の番組が最後まで録画される。わざわざ番組表などに移動せずに、すぐさま録画できるのがとても楽だ。
DLNAでネットワーク越しに再生
2台目のWoooが欲しくなった
録画機能の使いこなしでは家族に先を越されたが、Woooの楽しみ方はそれだけではない。家庭内ネットワークにつなぐと、さらに使い方が広がる。
WoooとDLNA対応のテレビやPCをネットワークでつなげれば、Woooに保存してある録画番組をDLNA対応テレビやPCで楽しめる(※3)。
またDLNAは別々の場所にあるコンテンツを見るために使うものと考えている読者が多いと思うが、同じリビング内にあるノートPC+無線LANで、PC内の写真を見せるような使い方も実は便利である。実際に家族旅行の写真をP50-XP03の大きな画面で表示して、知り合いに自慢したり、楽しんだりするのに用いている。
特にWindows VistaやWindows 7を搭載したPCでは設定を変更するだけでDLNAによる画像や動画の共有ができるため、Woooとの組み合わせには大変便利である。
さらにWooo同士であればHDDに録画した番組を相互に再生できる(※4)。「録画テレビ」Woooは、液晶の32V型からラインアップされているので、寝室用にもう1台Woooがあったらさらに便利なのになあと考えている。もっともそれには奥さんに対する再度の説得が必要なのは言うまでもないのだが……。
最後は少しだけ切ない話になってしまったが、それもWoooの便利さがゆえ。これからもさらに使いこなしていきたいと考えている。
予算・環境に合わせた選び方ができるWooo
HDD容量が250GBの「XP03」と
500GBの「XP035」から選べる
今回美和が選んだモデルは、50V型プラズマ&250GBモデルの「P50-XP03」だが、Woooはこのほかにもさまざまなラインアップから製品を選ぶことができる。サイズはプラズマの場合は、50V/46V/42V型の3タイプ。内蔵HDDも250GBの「XP03」と、500GBタイプの「XP035」が用意されている。
40V型クラスであれば液晶モデルも選択肢に入ってくる。液晶は42V/37V/32V型の3タイプ。特に42V/37V型はフルHD&倍速駆動パネルを搭載し、XP03(250GB)またはXP035(500GB)から選べる。さらに液晶モデルでは、内蔵HDDが250GBのチューナー分離型で、レイアウトの自由さが自慢の「UT800」シリーズもある。
うれしいのは、いずれのモデルでも録画機能とAVネットワーク機能がともに搭載されている点。自室用にサイズが小さいWoooを組み合わせた場合も、同じ使い勝手に加え、ネットワーク経由での録画番組視聴が可能になるのだ。
※3:AVネットワークを利用する際は、ルーターまたはハブへの接続が必要です。WoooはDTCP-IP(著作権保護技術)をサポートしたコンテンツ配信機能(ホームサーバー機能)を搭載しています。すべての機器との接続を保証するものではありません。PCでWoooに録画した映像を再生するには市販のPC専用ソフトが必要です。なお、録画したアナログ放送は配信できません。またDTCP-IP非対応のDLNA機器では再生できません。PCに保存した写真や動画をWoooで再生するには、PC専用ソフトをダウンロードする必要があります(ユーザー登録者は無償)。
※4:一台のWoooで配信およびネットワーク経由での視聴を同時に行なうことはできません。
*画面はハメ込み合成です。
*写真はイメージです。