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GIZMONレンズであれこれ撮ってみました

北京で、魚眼で、iPhone──外部レンズの誘惑

2009年09月11日 17時00分更新

文● 塩澤一洋(成蹊大学法学部教授)

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iPhoneのカメラ機能で、フィッシュアイやマクロを利用したい。そんな人なら「GIZMON」の外部レンズに注目だ

 フィッシュアイ、ワイド、マクロがiPhoneで撮れる!?

 そんなアタッチメントレンズがGIZMONから発売されている。「GIZMON iPhone 3G用 フィッシュアイレンズ」(価格は8268円、Amazon.co.jp)と「GIZMON iPhone 3G用 ワイド&マクロレンズ」(4176円、Amazon.co.jp)だ。もちろんiPhone 3GSでも使える。ちょうど北京大学へ出張するので、これを使って万里の長城を撮ろうと思い立った。

 iPhone 3GSは絶妙にバランスのとれたカメラだ。軽くて薄くてコンパクト。被写体に向けて構えるだけでピントが合い、カメラアイコンを触れば撮影できる。究極のシンプルカメラである。

 画質もイケてる。しっかりホールドしてブラさず撮れば、その描写はくっきり鮮やか。撮ったあとの加工や送信も簡単で、写真の楽しみが無限に広がっているのだ。

 折しも8月29日に発売された「MacPeople 10月号」の連載コラムでiPhone 3GSのカメラについて書いた(関連リンク)。詳しくはそちらをご参照いただければありがたい。ここでは、そんなiPhoneのカメラに使える2つのアタッチメントレンズをご紹介しよう。


iPhoneに合わせた極小サイズのレンズ

左がワイド&マクロ、右がフィッシュアイのレンズワイド&マクロレンズを装着したところ

 一般にフィッシュアイ(魚眼)レンズ、ワイドレンズ、マクロレンズといえば一眼レフ用が思い浮かぶ。そのサイズは大きいものだとリンゴ1個分ほどもある。それに比べてこのアタッチメントは、イチゴかサクランボ程度。驚くほどコンパクトだ。iPhone自体のレンズが小さいから、アタッチメントレンズも小さいのだ。

 撮影目的の移動でない限り、一眼レフと魚眼・ワイド・マクロのレンズ3本を日常的に持ち歩くなんて現実的ではない。いつ使うかもわからない大柄なレンズを運ぶほど、カバンの中身に余裕はないのだ。でもこのちっちゃなアタッチメントならバッグの隅に忍ばせておける。「あぁ、魚眼で撮りたい」と感じるシチュエーションに日頃から備えておけるのだ。

 また海外出張では荷物を少しでも減らしたい。機内持ち込みバッグだけで行動できればスマートだ。そんなニーズにもこのアタッチメントはピッタリ。ポケットに入れていることさえ忘れるほどのコンパクトさである。

3本のレンズを持ち歩いても、これだけで済む

 北京は曇り空が多いと聞く。好天を祈りつつ、未開封のままのアタッチメントをバッグに詰め込んで、早朝の成田から北京に飛んだ。


見える世界を凝縮するフィッシュアイ

 北京に到着したのは午後。天気は案の定、曇り。空一面、真っ白だ。明日以降の青空に期待するとしよう。 翌朝、ほのかな期待を抱きつつ早く起きてホテルのカーテンを開けると、そこにはまばゆいばかりの青空が広がっていた。これはいい。

 早速、アタッチメントのパッケージを開封。レンズとともにマウントを取り出す。粘着テープの剥離紙をはがして、iPhone 3GSのレンズの周囲に装着。その部分は、あらかじめ眼鏡拭きの「トレシー」できれいに拭いてある。

アタッチメントはフィッシュアイ/ワイド&マクロで共通となっている
アタッチメントを付けると、わずかながら飛び出す

 これで準備完了。3分ほどの簡単な作業だ。iPhone 3GSとともにフィッシュアイレンズとワイド&マクロレンズをポシェットに入れて、北京大学のキャンパス内を散歩に出かけた。「未名湖」という湖のほとりで、まずはフィシュアイレンズのデビューである。

記念すべき1枚目。よく見ると右下に肌色のものが……

 面白い!! 見える世界すべてを「ギュッ!!」っと凝縮したような、フィッシュアイレンズ独特の描写。目の前の風景がiPhoneに吸い込まれたかのような面白さだ。

 でも、撮影した写真を確認して笑った。右下に自分の人差し指が写り込んでいたのだ。このフィッシュアイレンズは上下左右180度が写せるから、カメラをホールドする指の写り込みには注意が必要なのである。気を取り直して撮り直し。

2枚目。やっぱりパノラマは楽しい

 こんどはうまく撮れた。この小さなiPhoneで大パノラマを写せるのは、思いのほか楽しい。ちなみに、同じ場所を28mmレンズの付いたコンパクトカメラで撮るとこんな感じ。

同じシーンをリコーの「GR Digital III」で撮影。28mmとコンパクトデジカメにしては広角なレンズだが、フレームに入ってくる風景はフィッシュアイのほうが圧倒的に広い

 さて、このレンズは、iPhoneに装着したマウント部分とマグネットで固定する。そのときに重要なことがひとつある。iPhoneのレンズとアタッチメントレンズの光軸を合わせること。つまり、アタッチメントを正面から見たときに、iPhoneのレンズが中心に来るように位置を調整することになる。言葉で書くより実際の作業は簡単だ。

これが、光軸が合っている状態一方、こちらが光軸がずれている状態

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