一般人も含めて社会現象を巻き起こした「iPhone 3G」を始め、フルモデルチェンジとなった「MacBook」や新デザインの「第4世代iPod nano」など、2008年はアップルからさまざまな新製品が登場した。
そうした製品がユーザーから高い評価を集めている──。
ジーエフケーマーケティングサービス ジャパンがまとめた2008年の「購入直後満足度ランキング」によれば、デジタルポータブルオーディオ、デスクトップパソコン、ノートパソコン、携帯電話という4つのジャンルでアップル製品が1位を獲得した(ジーエフケーのニュースリリース・PDF)。
この調査は、家電を購入したユーザーに対して、デザイン/操作性/機能/価格対価値という項目を5段階で評価してもらい、その回答を点数に換算※して満足度をスコア化したものだ。スコアが高いほど、「買う前に想像していたイメージとピッタリ!」と、ユーザーの満足度が高いことになる。
※非常に満足:100点 満足:66点 ふつう:33点 やや満足ではない:0点 全く満足ではない:0点。デザイン/操作性/機能/価格対価値の各点数を足し、4で割って満足度の数値を算出している
特筆すべきは、デスクトップ1位の「iMac」とノート1位の「MacBook Air」だ。満足度ランキングは全部で15カテゴリーあるが、満足度が80点を超えているのはこの2製品のみ。ジーエフケーが「アップル製品に共通して、『デザイン』満足度が高いこと」と説明するように、デザインという強みでユーザー満足度を高めているようだ。
「MacやiPodが好きな人が買うから満足度も高いのでは?」という意見もあるだろうが、一方で「ファンを生み出すほどいい製品を作っている」という見方もできる。家に置くパソコンはデザインで選びたい、という人はiMacあたりから始めてみてはいかがだろう(関連記事)。