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Acer Aspire easyStoreを試してみた

日本初のWindows Home Server専用機の実力は

2009年03月14日 11時00分更新

文● 山本雅史

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Aspire easyStore

「Aspire easyStore」 コンパクトなキューブ型筐体を採用したWHS専用機として設計された

 2008年、初のホームサーバー専用OS「Windows Home Server日本語版」(WHS)が発売され、パソコンベンダー数社からWHSをプレインストールしたホームサーバーが発売された。

 しかし、発売されたホームサーバーの多くは、既存のパソコンにWHSをインストールしただけだった。今回紹介するエイサーの「Aspire easyStore H340」(以下easyStore)は、日本では初となるWHS専用のホームサーバーである。パソコン流用の製品とは異なり、簡単にホームサーバーが使えるように考えられた製品だ。

 WHSは10台までのクライアントPC(Windows Vista/XPが動作しているパソコン)を接続でき、NAS(ネットワークHDD)、クライアントPCの自動バックアップ、インターネット経由のリモートアクセスといった機能を持つ。WHS自体の詳細については、こちらの記事を参照していただきたい。


HDD増設の簡単さは専用機ならでは

 easyStoreのハードウェア面では、CPUにAtom 230を使っている点が特徴だ。高速ではないが、低発熱な点が静音性の利点をもたらす(詳細は後述)。チップセットはIntel 945GC Express、メモリーは1GBを内蔵する。LAN機能としてGigabit Ethernet端子をひとつ備える。Mini-ITXのマザーボードを、キューブ型のケースに入れた構成となっている。

easyStoreのマザーボード

easyStoreのマザーボード。ファンレスヒートシンクの下にAtom 230がある。メモリースロットは1基。PCI Express x4と思われるスロットが写真手前側にある

 WHS専用機らしい特徴は、DVIやアナログRGB出力など、映像出力端子が一切ない点だ。CD/DVDドライブもない。電源ケーブルとLANケーブルを差して電源スイッチを入れれば、ホームサーバーとして利用できる。非常に手軽だ。

本体前面

本体前面。左上が電源ボタンで、その下はアクセスランプ。一番下にUSBポートがある

本体背面

本体背面。LAN端子やUSB×4、eSATAポートがある。映像出力系の端子はない

 easyStoreの本体前面には、3.5インチ SATA HDDベイが4つ用意されている。評価したeasyStore H340-S1では、そのうちひとつにOSがインストールされた1TBのHDDが装着されている。残り3つのHDDベイには、ユーザー自身でSATA HDDを追加できる。最大HDD容量は4TBとされている。

本体前面の蓋を開けると、4つのHDDベイが現われる。トレイは簡単に引き出せるし、HDD増設にはケーブルの接続も必要ない

 HDDの追加も簡単だ。フロントパネルを開けると、HDDを収めるトレイはネジなどを使わずに取り外せる。外したトレイにHDDをはめて、本体に差し込むだけで増設は完了だ(ホットスワップは不可)。

 easyStore H340-S1の場合、1TB HDDのうち、WHS自体が使っている領域はわずか20MBしかない。残りの領域はデータ領域として使える。WHSは独自のドライブエクステンダー機能により、複数のHDDを大容量の1つのドライブとして見せている。これはRAIDとは異なる、WHS独自の仕組みだ。異なる容量のHDDを組み合わせて、1つのドライブとすることも可能だ。HDD増設の容易なeasyStoreの利点はここでも生きる。

 またWHSには、クライアントPCのファイルをWHS側のHDDに二重化して保存しておく機能もある。1台のHDDにトラブルが起こったとしても、別のHDDにファイルが分散保存されているため、バックアップしたファイルが失われずに済む。

 そのほかにeasyStoreでは、独自にソフトを追加して、DLNAサーバーやiTunesサーバーとしての機能や、ホームサーバーの休止/起動のスケジュール機能などを実現している。

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