基本性能&バッテリーをチェック
前述の通り、基本スペックは一般的なNetbookと同等。PCMark05のベンチ結果も標準的な結果が出ている。起動時間(デスクトップ画面の表示まで)も36秒とXP搭載のNetbookとしては標準的だ。
PCMark05によるベンチ結果 | ||||
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PCMark(総合スコア) | CPU | メモリー | グラフィックス | HDD |
1320 | 1452 | 2328 | 444 | 4666 |
バッテリーに関しては標準以上の好成績だ。LB-F1500Bは標準で6セルの大型バッテリーを搭載。BBenchで実際の駆動時間を計測したところ、約4時間11分という結果になった。
※画面輝度最大。電源プランはデフォルトの省エネ設定。無線LANで1分おきにウェブチェックをしながら、テキストを打ち続けるという設定で計測した。
DVDの再生はスムーズ。映画丸々一本楽しめるスタミナ
NetbookでDVDドライブ付きは珍しいが、はたしてAtomマシンでDVDをスムーズに見れるのか?
実際にプリインストールの「PowerDVD」で映画を再生してみたところ、映像がカクカクしたり飛んだりすることもなく、問題なく楽しめた。フルスクリーンで再生してもCPUの使用率は平均30%前後で、DVDの視聴くらいならAtomでも十分余裕があるようだ。
バッテリーの持ちも十分で、フルスクリーン再生し、ヘッドフォンで見続けたところ約2時間58分も持った。映画一本丸々見れるスタミナがあるので、ポータブルDVDプレーヤーとしても安心して使えそうだ。
音楽CDを取り込みながらウェブもOK
続いて音楽CDのリッピングと書き込みをテスト。iTunesで62分の音楽CDをAAC(128kbps)形式でリッピングしてみたところ、約10分44秒で終了した(読み込み速度は平均で7倍程度)。リッピング中のCPU使用率は50%前後で、リッピング中にウェブチェックをしても問題なし。取り込んだファイルに音飛びも発生しなかった。
ただし、CD書き込み中のウェブチェックは、極端に画面の描写が遅くなった。書き込みの場合は、それ以外の動作をさせないほうがよさそうだ。
家でメインマシン+たまの出張に便利
LB-F1500Bは一般的なNetbookのような機動力はない。正直、毎日持ち歩くには骨が折れるが、“コレ一台ですべて済む”という他にはない魅力がある。
5万円のNetbookに8000円程度の外付け光学ドライブを組み合わせるという選択もあるが、音楽や映画を頻繁に楽しみたいのであれば、やはりドライブ内蔵型が便利だ。
ライトユーザーが、普段は家でメインマシンとして、たまに出張などに持っていく程度という使い方なら、LB-F1500Bは悪くない選択だろう。仕事はもちろん、移動中の暇つぶしにも大いに活躍してくれそうだ。