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ネットの祭りをリビングで再現 「ANOBAR」

2008年08月20日 09時00分更新

文● トレンド編集部、聞き手●遠藤諭ほか、撮影●吉田武、編集部

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ANOBAR

ANOBAR。外箱やマニュアル類などのデザインにもこだわっている。200台ほど試作し、知人にモニターを依頼しているという

テレビの傍らに置く、情報ディスプレー


 1980年代末から1990年代にかけて、パソコン少年だった読者なら「Bio_100%」という名前にピンと来るはずだ。

アノドス代表取締役社長の森 栄樹氏

ANOBARを手にする、アノドス代表取締役社長の森 栄樹氏

 パソコン通信を舞台に、さまざまなフリーソフトを作り続けていたゲーム制作集団、それがBio_100%。その中心人物のひとりが、altyこと森 栄樹氏だ。その後、マイクロソフトでDirectXのエヴァンジェリストやドワンゴの代表取締役副社長などとして活躍。現在はアノドスの代表取締役社長として、今までにない情報機器の試作を行なっている。

 アノドスが最近発表したのが、FEDを利用したネット接続型の電光掲示板「ANOBAR」だ。テレビの脇に置けるコンパクトな本体に、ネットから取得したいろいろなコンテンツ(主にRSSのテキスト情報)が流れる。ブログサイトなどエッジな層が反応した。

 インターネット=パソコンで見るものという常識はすでに過去のものとなった。同時に「ネットは前のめり」「テレビは受け身」というこれまでのスタイルにも変化が見られる。

 ANOBARは、いわば受け身のネット端末だ。瀟洒なリビングにさりげなく置かれたディスプレーに、どんどん流れていく文字。ユーザーはそこから情報をつまみ食いする。

 アノドスの森 栄樹氏に、ANOBARについて聞いた。

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