給料日直後の秋葉原は人でいっぱい

ARIA、ひぐらし……アキバ系ビッグタイトルが多数登場!

2008年06月26日 21時30分更新

文● 伊藤 真広

 世間的には、ダービースタリオンやウイニングポストといった、大人も楽しめるゲームが売れ筋商品になっているようだが、秋葉原のゲーム販売店の売れ行き商品はちょっと違う。

限定版が好評な人気作がアキバでは最も注目を集める!

 この日、もっとも注目を集めていたのは人気コミック原作で、癒し系アニメとして人気を集める「ARIA」のPS2用ADV「ARIA The ORIGINATION ~蒼い惑星のエルシエロ~」だ。

「ARIA The ORIGINATION ~蒼い惑星のエルシエロ~」。限定版パッケージの書き下ろしイラストは、灯里、藍華、アリスの3人が描かれている

 2006年に発売された前作では、青年の目を通して展開されるビジュアルノベル作品となっていたが、今回は発売された作品では、見習いウンディーネのアニエス・デュマの視点で、ウンディーネとして成長していく姿が描かれている。

 メッセサンオー本店など一部のショップでは、限定版が早くも売り切れとなっていた。残っていたショップでも、在庫の数はかなり少なく、予約をしていない人が限定版を手に入れたいのであれば、明日までには店頭に行かないと手に入れることはできないだろうと話していた。

メッセサンオー本店では、限定版のパッケージを中身を展示していた。一方、ゲーマーズ本店では限定版に付属するSDフィギュアを展示していた

 売り切れ店が続出していた限定版の中身は、原作コミックの著者である天野こずえ先生書き下ろしの特製パッケージに、「ゲーム本編ディスク」、イメージソング3曲とBGMを収録した「音楽ディスク2枚」、そして灯里や藍華などARIAシリーズに登場する「主要キャラクター6人のSDフィギュア」となっている。また、ショップの多くで店舗特典としてテレホンカードが付けられていたようだ。

ソフマップ特典

ソフマップの特典絵柄は、灯里、アリス。なぜ藍華がいないんだ!

メッセサンオー特典

メッセサンオーは、灯里とアリシアさんのARIAカンパニーコンビ

ゲーマーズ特典

ゲーマーズは、藍華と晃、そして姫屋の社長ヒメの2人と1匹

テイルズ オブ シリーズの最新作がWiiで初登場!

 2003年にゲームキューブ向けに発売された「テイルズ オブ シンフォニア」から5年。2年後の世界を描いた「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」がWii向けに登場。
 物語の世界は2年後と前作と直近の時代だが、主要キャラクターたちは交代しており、前作に登場したキャラクターたちは、一部登場するものの主人公としての参加はないようだ。

ラタトスクの騎士

CEROのレーティングが「A」(全年齢対象)だった前作と変わって、「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」は12才以上を対象とする「B」に設定されていた

 キャラクターデザインは、同シリーズの第1作目から参加している藤島康介氏が参加しているものの、メインデザイナーとしてはゆめりあシリーズのメインキャラクターデザインを行ない、テイルズシリーズでも一部の作品でデザインを手がけている奥村大悟氏を起用している。
 同シリーズは、性別を越えて幅広い年齢層から支持を集めており、秋葉原のショップも売れ行きは好調の様子となっていた。

ソフマップ

ソフマップはパッケージイラストを使った店舗特典テレカを用意

メッセサンオー

メッセサンオーは主要3キャラの立ち絵が店舗特典テレカに使用されていた

ゲーマーズ

ゲーマーズは、パッケージ絵を使ったクリアポスターを特典として用意していた

 取材を行なった午後の早い時間の段階では、初動の早いアキバ系タイトルほどの動きは見られなかったものの、週末にかけて定数は各自に売れるだろうと話すショップが多かった。また、ショップの中には「1週目はわかりませんが、1ヵ月後の販売本数を見ると、(本日発売されたほかのタイトルよりも)こっちのほうが売れていてもおかしくないでしょう」と話すところもあるほど。

釘宮病

アソビットゲームシティでは、本作のヒロインであるマルタを釘宮理恵さんが演じていることから「釘宮病の薬をください」といえば、同作品を購入できるとのこと

(次ページへ続く)

この記事をシェアしよう

ASCII.jpの最新情報を購読しよう