世間的には、ダービースタリオンやウイニングポストといった、大人も楽しめるゲームが売れ筋商品になっているようだが、秋葉原のゲーム販売店の売れ行き商品はちょっと違う。
限定版が好評な人気作がアキバでは最も注目を集める!
この日、もっとも注目を集めていたのは人気コミック原作で、癒し系アニメとして人気を集める「ARIA」のPS2用ADV「ARIA The ORIGINATION ~蒼い惑星のエルシエロ~」だ。
2006年に発売された前作では、青年の目を通して展開されるビジュアルノベル作品となっていたが、今回は発売された作品では、見習いウンディーネのアニエス・デュマの視点で、ウンディーネとして成長していく姿が描かれている。
メッセサンオー本店など一部のショップでは、限定版が早くも売り切れとなっていた。残っていたショップでも、在庫の数はかなり少なく、予約をしていない人が限定版を手に入れたいのであれば、明日までには店頭に行かないと手に入れることはできないだろうと話していた。
売り切れ店が続出していた限定版の中身は、原作コミックの著者である天野こずえ先生書き下ろしの特製パッケージに、「ゲーム本編ディスク」、イメージソング3曲とBGMを収録した「音楽ディスク2枚」、そして灯里や藍華などARIAシリーズに登場する「主要キャラクター6人のSDフィギュア」となっている。また、ショップの多くで店舗特典としてテレホンカードが付けられていたようだ。
テイルズ オブ シリーズの最新作がWiiで初登場!
2003年にゲームキューブ向けに発売された「テイルズ オブ シンフォニア」から5年。2年後の世界を描いた「テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-」がWii向けに登場。
物語の世界は2年後と前作と直近の時代だが、主要キャラクターたちは交代しており、前作に登場したキャラクターたちは、一部登場するものの主人公としての参加はないようだ。
キャラクターデザインは、同シリーズの第1作目から参加している藤島康介氏が参加しているものの、メインデザイナーとしてはゆめりあシリーズのメインキャラクターデザインを行ない、テイルズシリーズでも一部の作品でデザインを手がけている奥村大悟氏を起用している。
同シリーズは、性別を越えて幅広い年齢層から支持を集めており、秋葉原のショップも売れ行きは好調の様子となっていた。
取材を行なった午後の早い時間の段階では、初動の早いアキバ系タイトルほどの動きは見られなかったものの、週末にかけて定数は各自に売れるだろうと話すショップが多かった。また、ショップの中には「1週目はわかりませんが、1ヵ月後の販売本数を見ると、(本日発売されたほかのタイトルよりも)こっちのほうが売れていてもおかしくないでしょう」と話すところもあるほど。
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