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ビジネス用プロジェクターもワイドの世界へ

エプソン、新機種投入でシェア3割超へ

2008年05月20日 17時30分更新

文● 西川仁朗/アスキーネタ帳編集部

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EB-G5350,EB-G5200W,EB-G5100

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EB-1735W,EB-1730W,EB-1725,EB-1720

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EMP-823

EMP-823

EPM-400W

EPM-400W

 5月20日、エプソンはビジネス用プロジェクターを新たに9機種発表しました。今回発表されたのは、大きな会議室や教室などで天吊設置し、常設に適した「EB-G5350」「EB-G5200W」「EB-G5100」、ユーザービリティを追及した「EB-1735W」「EB-1730W」「EB-1725」「EB-1720」、10Wのスピーカーを内蔵し、音声教材を利用する教育現場の活用が見込まれる「EMP-823」、60型画面を0.65mの距離で実現する超短焦点の「EPM-400W」です。すべて液晶パネル技術「3LCD」方式を採用しており、「EMP-823」と「EPM-400W」は6月上旬に、その他は6月下旬に発売されます。

 まず、特徴的なのはワイド画面に対応した製品が登場したことです。「EB-G5200W」「EB-1735W」「EB-1730W」「EPM-400W」は1280×800ドット(WXGA)のワイドアスペクト比の液晶モニターを搭載しています。「ビジネスプロジェクター市場でワイド画面をトレンドにしていきたい」とエプソンプロダクトマーケティング部 担当課長の坂井健一さんは今後の展望を語ります。

 今回登場した製品はユーザーにとって使いやすい工夫が数多くなされています。例えば、「EB-1735W」「EB-1730W」は1.26mの距離で60型を実現する短焦点レンズを搭載しており、場所を選ばずにプロジェクターが使用可能です。また、これまでのプロジェクターは側面排気で、使用者や参加者に排気があたることがありましたが、排気ファンを前面に配置し、使用者に排気があたりません。他にも、高さ調整を片手で簡単に設置できるように脚を1本だけにした「単脚」や、投射の中断や再生が簡単にできるよう「スライド式レンズカバー」が搭載されています。

 エプソンは2008年度のビジネスプロジェクター市場を18万5000~19万台と予測しています。今回新たに投入した新機種で、シェア33%の獲得を目標としています。

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