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死の赤リングが我が家にも訪れた

【フォトレポート】Xbox 360が静止した日

2007年08月15日 10時00分更新

文● 編集部 飯塚岳史

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マイクロソフト(株)は今年の7月6日に、特定のハード故障による無償修理期間を従来の1年から3年に延長すると発表した(関連記事)。以前より“Xbox 360は壊れやすい”という評判が広がっており、同社は「仕様である」としてきたが、ここにきて態度を一変し、修理期間の延長ということで対策を打ってきたようだ。

Xbox 360

ハード故障による無償修理を3年間に延長した『Xbox 360』(写真は通常版)

タイミングよく壊れた我が家の360


この発表が行なわれた数日後、我が家のXbox 360にも異変が訪れた。あれは『Forza Motorsport 2』をプレイしていたときのこと。レーススタート直後に突如画面が乱れ、そのままプレイが止まってしまった。

今までもフリーズすることはまれにあったので、気を取り直してリスタートするも、今度はXbox 360ロゴで止まるようになってしまった。さらにリセットをかけると、今度はあの噂に聞いた“赤い3つのリング”が電源スイッチ周りに表示されたのだ。

RROD

ハードウェアの故障を表わす3つの赤いリング、通称Red Ring Of Deathだ。略すとRROD

何度かゲームを起動させるも結果は同じで、すぐに画面が乱れて止まってしまう。そして再起動させるとお決まりのRRODだ。

これは困った。自分の周りにも数人ほど同様に壊れてしまった例があったので、うちのもそのうち壊れるかな、とは思っていたのだが、ここまで早く壊れるとは。我が家の360は購入してからまだ8ヵ月ほどしか経っていないのだ。しかし、ここで悩んでも仕方ないのでポジティブに考えることにした。

早いうちに直してもらって、完全体になったと思えばよいのだ。話に聞くと修理後は何やら部品が追加されて帰ってくると言うではないか。ここでモタモタしていては快適な360ライフが遠ざかってしまうので、早いところサポートに連絡することにした。ここからはサポートに修理を依頼するまでの手順について説明しよう。



連絡前に症状を確認しておく


サポートに連絡する前に、実際の症状をきっちりと確認しておこう。具体的に確認しておきたい部分は以下の通り。

  • どういう状況で止まってしまうのか
  • 起動してからどれくらいで止まってしまうのか
  • 止まったあとは赤いリングが点灯するのか
  • 360起動中のACアダプターのランプは緑か赤か

最後のACアダプターのランプが赤であった場合は、本体ではなくACアダプターの故障ということになる。ちなみに360を起動していない場合はオレンジのランプが点灯している。


My Xboxに本体のシリアル番号を登録する


症状を確認したら、次はXbox公式サイトに行き、“My Xbox”に360本体のシリアル番号を登録しよう。My Xboxは、ゲーマータグに紐付けられている“メールアドレス”と、本体へのゲーマータグの登録時に利用した“パスワード”を使って“サインイン”することで、自分がプレイしたゲームごとの実績やフレンドのゲームプレイ状況、メッセージのやりとりなどができるサイト。ただし、登録したゲーマータグを利用してXbox LIVEに1度でも接続している必要がある。

My Xbox

とても便利なMy Xbox。フレンドと一緒に遊ぶ約束をしていたが、どうしても間に合わないときなど、パソコンからメッセージを送ることができる

My Xboxにサインインした後は“プロフィールの管理→本体の登録”と進み、本体背面に書いてあるシリアル番号、および名前や連絡先、住所などを登録する。ここで登録しておくことで、サポート側からも確認できるようになるので、話がスムーズに進むはずだ。

シリアル番号

本体のシリアル番号は背面のAV端子上に記載されている。製造日も確認でき、筆者の本体はどうやら約1年間ほど在庫として保管されていた製品のようだ。ちょっと悲しくなってきた

設定

シリアル番号を確認したらMy Xboxで登録しよう。プロフィールの管理→本体の登録と進めば、登録ページにアクセスできる

項目

登録する項目は本体のシリアル番号のほか、自宅住所、連絡先など


いよいよサポートに連絡


My Xboxへの登録が終わったら、いよいよサポートへ連絡しよう。サポートへの連絡はウェブサイトに用意されたフォームからも行なえるが、すぐにでも直してもらいたいので、電話で直接連絡してしまおう。自宅電話などからかける場合は、0120-220-340(フリーダイヤル)へ、携帯電話・PHSからかける場合は、03-3570-8261にダイヤルしよう。受付時間は、日曜・祝日を除く10時から18時となる。

筆者の場合は、比較的つながりやすいと言われる水曜日の午後1時くらいに問い合わせをしたが、それでも担当者につながるまで10分程度の時間が必要だった。時間は余裕を持ってみておこう。サポートへとつながった後は、この手の症状はやはり多いのか、やりとりはスムーズに進んだ。もちろん、工場に送付しての修理となったのだが、この際に“自分で着払いにして送るか”“宅配業者に自宅に来てもらい、引き取ってもらうか”のどちらかが選択できる。楽なのはもちろん引き取り。引き取りの際に自宅にスタンバイしている必要はあるが。

引き取りの時間は、午前中(9時~12時)か、午後(12時~15時)のどちらかが選択できるが、細かい時間の指定はできないので注意しよう。

また、本体を送る前にDVDドライブの中にゲームDVDが入っていないかをチェックしよう。そのほか、HDDユニットや付属ケーブルなども外しておくことも忘れずに。送るのは本体だけだ。

HDD

HDDユニットの外し方は、手前にあるボタンを押しながら、ユニットのサイドを持ち上に引き抜く。押しながら引くのはちょっとコツがいるが慣れれば簡単だ

箱

外箱が保証書代わりにもなるので、買ったときの箱は捨てないでおこう。中の付属品をすべて取り出して本体だけを収納して、運送業者に引き渡す

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