アップル「MacBook Air」と「MacBook Pro」のTouch Barつきモデルでは、指紋認証機能「Touch ID」が使用できます。Touch IDはiPhoneでは2013年発売の「iPhone 5s」から採用されていますが、割と長い年月を経て、MacBookにも搭載されたかたちです。
Touch IDといえば、MacBookユーザーの中には「うまく認証できないこともある」という印象を持っている方もいるのではないでしょうか。現在のTouch IDはiPhone 5sの頃と比較すると認証の速度も精度も向上していますが、それでも失敗するときはするのです。
毎日使っていて感じるのは、読み取り部が汚れていたり、指に油分や水分が溜まっていたり、指を当てる角度が悪かったりすると、失敗することがあるという印象です。
ちょっとした工夫で、精度がアップ!
iPhoneユーザーのあいだでは、定番とも言える「認証制度をアップさせるワザ」があるので、紹介したいと思います。
そのワザとは同じ指を2回登録するという方法です。
Touch IDは普段、自然に指を当てる角度に近い状態で、センサーに指を押し当てて指紋を登録するのが望ましいですが、いつも同じ角度でセンサーに触れるとは限りません。
そこで、指の平を中心に押し当てて登録したバージョンと、指先を中心に押し当てて登録したバージョン、同じ指で2パターンの指紋を登録してしまいましょう。
1回の登録でも、ガイダンスは満遍なく登録するようにうながしてくれるのですが、2回登録することによって、一層ムラがなくなり、認証の精度がアップします。
この方法は公式にアナウンスされているわけではないため、いわば裏ワザなのですが、実際に試してみると、大きな違いが感じられると思いますよ。
最近MacBook AirやMacBook Proを購入して、Touch IDの認証に失敗することが多い人は、ぜひ試してみてください。あまりに認証の失敗が多いようなら、一度登録した指紋を削除して、再度ていねいに登録し直すのもアリです。