やや唐突に発表された新iPad。iPad Airの復活と、長らく放置気味になっていたiPad miniの新モデルとなる。現在注文すると3月30日の到着予定。本記事では昨年発表の11インチiPad Proや無印iPadを含めて、スペックを比較した。
iPad Airは画面サイズが若干大型化、iPad miniは変わらず
Touch IDとLightningは維持で、CPU強化とペン入力対応が◎
新iPad Air、新iPad miniともにCPUが最新のA12になっている点、またApple Pencil対応が大きな目玉と言えるが、それ以外の部分では従来モデルのiPad Air、iPad miniとの共通点が多い。特にFace IDに非対応で、Touch ID対応のホームボタンを装備している点、Lightning端子である点は意外という印象もある。
まずは新iPad Air。以前のiPad Airは9.7型だったが、無印iPadとの差別化もあってか、10.5型にサイズアップ。それにともない本体サイズも拡大している。画素密度の264ppiは維持し、解像度は2224×1668にアップ(iPad Air 2は2048×1536)。ストレージも64GBモデルに加えて、256GBモデルが追加されている。また、後述のiPad miniと異なり、Smart Keyboardも用意されている(税抜1万7800円)。
続いては、新iPad mini。こちらは2015年発表のiPad mini 4と画面サイズ、解像度、本体サイズが共通。つまり、見た目には大きな変化は感じられない。ストレージは新iPad Airと同じく、64/256GBの2モデル。また、両機種ともインカメラは7メガとなった点(従来モデルは1.2メガ)、ディスプレイがTrue Toneに対応した点は共通での強化ポイント。また、Cellular版についてはeSIMへの対応も加えられている。