このページの本文へ

新「ZenFone Max」2モデルをチェック! 大容量バッテリーでコスパも高い

2019年03月10日 12時00分更新

文● ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ASUS「ZenFone Max」シリーズと言えば、大容量バッテリー搭載が特徴であるとともに、同社のラインナップでは比較的低価格なモデルとして知られてきたが、3月15日に発売される「ZenFone Max Pro(M2)」「ZenFone Max(M2)」の2機種については、性能や機能面についても強化。よりコスパに優れたモデルに仕上がっている。レビュー記事も後日掲載予定だが、まずは発表会での写真を中心にレポートしよう。

大容量バッテリーだけでなく、さらにワンランク上の性能を持つようになった新ZenFone Max Pro

ミドルハイの性能に5000mAhバッテリーで3万円台
少し上を求めるユーザーに 「ZenFone Max Pro(M2)」

 まずはZenFone Max Pro(M2)。5000mAhという有無を言わせぬ大容量バッテリーにミドルハイクラスのCPU(Snapdragon 660)を搭載しながら、それでいて価格は税抜3万5500円とかなり魅力的な内容になっている1台だ。

 デザイン面では、背面に「16 Wave finish」と名付けられた光沢感のある16層のレイヤーコーティングが施されており、見る角度で光の見え方が変わる。ただし、指紋は正直かなり目立ちやすいので、カバーを付けての利用が前提かもしれない(クリアケースが標準で付属)。カラバリはミッドナイトブルー、コズミックチタニウムの2色。

背面のコーティングにより、角度を変えると光の反射が変わる。写真はミッドナイトブルーのカラバリ

 ディスプレーは縦横比19:9の6.3型IPS液晶で、ZenFone Maxシリーズもついにノッチ付きとなった。画面解像度は1080×2280ドット。本体サイズは横幅が75.5mmとギリギリ片手で使えるサイズだろう。5000mAhバッテリーを搭載しながら、厚みは8.5mmで重量は175gとすごく大きいという感じはない。

ノッチは比較的小さい。超大容量バッテリーでも極端に厚いわけではない

本機の前面はゴリラガラスの最新バージョンであるゴリラガラス6でカバーされているのもアピールポイント。その頑丈さを示すデモも

 前述のようにCPUはSnapdragon 660(1.95GHz、オクタコア)でAntutu 7のスコアは約13万点。ヘビーな3Dゲーム以外なら、十分以上の性能。メモリーは4GBでストレージは64GB。カメラも注力されている機能で、リアは12メガのソニー製センサーと5メガの深度測定用のデュアル。被写体を自動で認識するAIカメラの機能も搭載される。

Antutu 7で約13万点とヘビーな3Dゲーム以外ではまず不満は感じない性能

アウトカメラはデュアル

F値1.8のレンズやソニー製大型センサーも売り。AIカメラの機能も

 ネットワーク面もZenFoneシリーズらしく強力で、3キャリアのVoLTEやDSDVに対応。しかもトリプルスロット仕様なので、制限無くデュアルSIMの機能を利用できる。ただし、無線LANは2.4GHz帯のみの対応なのはやや残念な点。USBがmicroUSB端子なのもマイナスポイントか。

両機種ともトリプルスロット!

Type-C派にはやや残念なmicroUSB端子

 OSはAndroid 8.1。ピュアAndroidをうたっており、プリインストールアプリもATOKなど最低限。ASUSによると、この点は駆動時間にも有利に働くとしている。

こちらはより金属の塊感が強いコズミックチタニウム

発売は早くも15日!

十分な性能に大容量バッテリーと強力ネットワーク周り
ミドルクラスの定番になりそうな「ZenFone Max(M2)」

 続いてはZenFone Max(M2)。画面サイズはこちらも19:9の6.3型で(ただし画面解像度は720×1520ドット)、本体サイズはほぼ同じだが、4000mAhバッテリーということで、若干薄くて(7.7mm)、軽量(160g)。大容量バッテリーが搭載されていることに気づかないほどだ。

続いては2万円台の「ZenFone Max(M2)」

 背面の外観は大きく異なり、メタルっぽいマットな感じの表面処理でシンプルなデザインに。カラバリはメテオシルバー、ミッドナイトブラック、スペースブルーの3色。

よりシンプルなデザインになっている

ノッチのサイズは上位モデルより、やや大きくなっている。こちらもmicroUSB端子

 税抜2万6500円と、価格は完全なミドルクラスながら、CPUは600番台のSnapdragon 632(1.8GHz、オクタコア)で、Antutu 7の結果は10万点強とミドルクラスの中では上々の性能。メモリーも4GBを搭載する(ストレージは32GB)。カメラはソニー製センサーではないものの13メガ+2メガのデュアルでAIカメラが採用されている。ネットワーク面では、ZenFone Max Pro(M2)とほぼ共通。つまり、このクラスではかなり強力と言える。

Antutu 7の性能は10万点強

 性能面が充実し、大容量バッテリーの安心感もあるとなると、ミドルクラスの定番になる可能性は高い。実際、早くもMVNO各社からセットモデルでの販売が公表されている。

カラバリは左から、ミッドナイトブラック、スペースブルー、メテオシルバー

ミッドナイトブラック

メテオシルバー

  ZenFone Max Pro(M2) ZenFone Max(M2)
メーカー ASUS
価格(税抜) 3万5500円 2万6500円
ディスプレー 6.3型IPS液晶(19:9)
画面解像度 1080×2280ドット 720×1520ドット
サイズ 75.5×157.9×8.5mm 76.3×158.4×7.7mm
重量 175g 160g
CPU Snapdragon 660 1.95GHz
(オクタコア)
Snapdragon 632 1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB 32GB
外部メモリー microSDXC(最大2TB)
OS Android 8.1
LTE対応バンド 1/2/3/4/5/7/8/12
/17/18/19/28/38/41
1/2/3/4/5/7/8/12
/17/18/19/26/28/38/41
3G対応バンド 1/2/4/5/6/8/19
DSDS ○(DSDV)
CA対応 ○(2CC)
VoLTE ○(ドコモ、au、Y!mobile)
無線LAN IEEE802.11n(2.4GHz対応)
カメラ画素数 アウト:12メガ
+5メガ(深度測定)
/イン:13メガ
アウト:13メガ
+2メガ(深度測定)
/イン:8メガ
バッテリー容量 5000mAh 4000mAh
防水/防塵 ×/×
生体認証 ○(指紋、顔)
SIM形状 nanoSIM×2
USB端子 microUSB
カラバリ コズミックチタニウム、ミッドナイトブルー メテオシルバー、ミッドナイトブラック、スペースブルー
発売時期 3月15日

■関連サイト

カテゴリートップへ

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ