■手札をそろえたKDDI
KDDIはau PAYを単独のアプリではなく「au WALLET」アプリに搭載し、ポイントや決済から金融サービスにつなげていくというビジョンを打ち出しました。
極端に言えば、コンシューマー向けの事業を営む企業ならほぼすべて、○○Payに参入する価値があるのではないでしょうか。ただし、PayPayのようにゼロから始めるには、100億円キャンペーンのように大きな投資が必要です。
これに対してau PAYは、2000万人のau WALLET会員と1000億超のポイント残高があり、対応店舗は楽天ペイと提携するなど、最初から強い手札を揃えています。これから新規参入する○○Payも、いかに既存の資産を活用できるかという点が見どころになりそうです。
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