CES2019は世界最大のIT展示会。会場をこまめに回るとスマートフォン関連の展示もかなりたくさんあったのです。その中でも「Design for HUAWEI」と、ファーウェイ推しの製品を出していた香港のMomaxブースに面白いものがありました。
Momaxはモバイルバッテリーやセルフィースティックなどのスマートフォン周辺機器やケース類を出している老舗のメーカーです。アジア圏ではメジャーな存在で、デザインに優れた製品も多く出しています。とはいえ競合メーカーが多いのが昨今の状況。CES2019ではあえてファーウェイに特化した製品を展示することで差別化を図っていたようです。
その中でも「これはいい!」と筆者が感じたのが、HUAWEI Mate 20 X用のケースです。7.2型という巨大画面を持つHUAWEI Mate 20 Xを収納できる手帳スタイルのケース。タブレットにも匹敵するサイズだけに、このスタイルのケースがよく似合います。
そして注目してほしいのはケースの折り曲げ部分、ヒンジつ部分。ここに細長い収納スペースが開いています。HUAWEI Mate 20 Xが気になる人ならすぐにわかるでしょう。そう、ここにはスタイラスペンの「M Pen」が収納できるのです。
HUAWEI Mate 20 Xはファーウェイのスマートフォンで初のスタイラスペンに対応しており、画面サイズが大きいことからGalaxy Noteの対抗モデルともいえる端末です。しかしGalaxy Noteのようにペンを本体に収納できず、ペンを使いたい時素早く取り出せないのが難点でした。
しかし、Momaxのこのケースならペンを常に持ち運びできるうえに、手帳スタイルですから本物の紙の手帳のような使い方もできます。長年スマートフォン関連製品を開発している同社だけに、このあたりは開発者の方もよくわかっているのでしょう。
普通ならスマートフォンを買ってからケースを探すでしょう。しかしこのケースを見た筆者は「HUAWEI Mate 20 Xが欲しい!」とその場で叫んでしまいました。本体を欲しくさせるケースなんてなかなかありませんよね。HUAWEI Mate 20 Xの日本発売は未定ながら、もし出るならこのケースも純正扱いとして出してほしいくらいです。
「スマホ好き」を名乗るなら絶対に読むべき
山根博士の新連載がASCII倶楽部で好評連載中!
長年、自らの足で携帯業界を取材しつづけている山根博士が、栄枯盛衰を解説。アスキーの連載「山根博士の海外モバイル通信」が世界のモバイルの「いま」と「未来」に関するものならば、ASCII倶楽部の「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」は、モバイルの「過去」を知るための新連載!
「アップルも最初は試行錯誤していた」「ノキアはなぜ、モバイルの王者の座を降りたのか」──熟練のガジェットマニアならなつかしく、若いモバイラーなら逆に新鮮。「スマホ」を語る上で絶対に必要な業界の歴史を山根博士と振り返りましょう!
→ASCII倶楽部「スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典」を読む
★ASCII倶楽部は、ASCIIが提供する会員サービスです。有料会員に登録すると、 会員限定の連載記事、特集企画が読めるようになるほか、過去の映像企画のアーカイブ閲覧、編集部員の生の声を掲載する会員限定メルマガの受信もできるようになります。さらに、電子雑誌「週刊アスキー」がバックナンバーを含めてブラウザー上で読み放題になるサービスも展開中です。
この連載の記事
-
第725回
スマホ
この冬一番の注目スマホ、超薄型折りたたみの「心系天下W25」がサムスンから登場 -
第724回
スマホ
駅名ごとGalaxy! クアラルンプールの「Samsung Galaxy駅」がスゴすぎた! -
第723回
スマホ
レトロデザインが可愛すぎる!? Nokiaケータイ風リュックの良さを知ってほしい! -
第722回
スマホ
iPhone 16発売直後の深セン、中国でも中古買い取りショップと転売が盛況 -
第721回
スマホ
日本と変わらぬ熱気がスゴイ! 中国・深セン版「ポタフェス」に行った -
第720回
スマホ
USBケーブルや電源プラグに4G内蔵も! 進化するモバイルルーターたち -
第719回
スマホ
ドイツでも人気のシャオミのスマホ、ライカカメラで注目を高める -
第718回
スマホ
毎月の無料ギフトが楽しみなドンキのSIM「マジモバ」を契約してみた -
第717回
スマホ
ファーウェイの新型EV「LUXEED」はスマート化でよりモバイルとクルマは密接な関係に -
第716回
スマホ
ディスプレー展示会で見てわかった最近のスマホの背面が美しい理由 -
第715回
スマホ
シャオミから大ヒット商品が登場! 4倍の値段で取引されるポータブルプリンター - この連載の一覧へ