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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第499回

富士フイルムのミラーレス一眼「X-T2」で撮る、路地の猫たち

2017年03月10日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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大家族(?)な5匹の猫たち

2匹いる手前の方は優しそうな愛嬌のある顔をしてる(2017年3月 富士フイルム X-T2)

2匹いる手前の方は優しそうな愛嬌のある顔をしてる(2017年3月 富士フイルム X-T2)

 このガンつけてくるワイルドなキジトラの兄弟。よく見ると微妙に違って面白い。

 こちらは少し目が垂れて優しそうな顔をしてるので長男である。勝手に決めた。

さっき後ろに隠れてたキジトラ。こっちはちょっとほわっとしてるので三男っぽい(2017年3月 富士フイルム X-T2)

さっき後ろに隠れてたキジトラ。こっちはちょっとほわっとしてるので三男っぽい(2017年3月 富士フイルム X-T2)

 長男の後ろに隠れてたのが三男である。ワガママそうな顔をしてるから。ええもちろん私が勝手に決めてるだけなので、もしかしたらお母さんかもしれないけど、まあ細かいことは気にするな。

 残りは白系。

 階段の上でじっとこちらを見ていたので、こっちも這いつくばって下からじっと見上げてみた。

隅っこにいた白猫。こちらもきりっとしてて毛並みもいい。きちんと世話されているのだ(2017年3月 富士フイルム X-T2)

隅っこにいた白猫。こちらもきりっとしてて毛並みもいい。きちんと世話されているのだ(2017年3月 富士フイルム X-T2)

 もう1匹は前ページの冒頭写真でど真ん中でこっちをニラんでたヤツだ。キリっとした顔がたまらんですな。

一声掛けたら振り返ってくれたのでその瞬間を狙って。奥を歩いているのは近所の方。猫も慣れている(2017年3月 富士フイルム X-T2)

一声掛けたら振り返ってくれたのでその瞬間を狙って。奥を歩いているのは近所の方。猫も慣れている(2017年3月 富士フイルム X-T2)

 最後まで警戒心を持たれたままだったので怖い顔の写真ばかりになってしまったが、遠くに見える桃の花と一緒に撮れば少しは可愛く見えるだろかと思ってみたものの……なりませんでした。当たり前か。

背景にピンクの花をあしらってみた。だからどうだということはなかったけれども(2017年3月 富士フイルム X-T2)

背景にピンクの花をあしらってみた。だからどうだということはなかったけれども(2017年3月 富士フイルム X-T2)

 でもこういうきりっとした顔の猫は好きなのでよし。

 さて辞去しようかと思ったら、すでに猫たちは他の警戒対象を見つけたらしい。

 階段の上からじっと道路を見る横顔を最後の1枚としよう。

 狭い路地への侵入者を観察する見張り猫ってことで。

階段の上から道路を通る人たちを観察している2匹。猫は高いところにいると安心するのだ(2017年3月 富士フイルム X-T2)

階段の上から道路を通る人たちを観察している2匹。猫は高いところにいると安心するのだ(2017年3月 富士フイルム X-T2)

 結局警戒心はといてもらえなかったけど、こういう街の外れの猫スポットに偶然出会えると楽しいもんですな。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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