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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 ― 第126回

新世代のブログシステム「Medium」に入門する

2016年08月06日 10時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura) 編集● ASCII.jp

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 筆者はブログを2001年ごろから持っていますが、その背景にあるシステムは、その時々で変化させてきました。当初はウェブ日記のCGI、そしてMovable Typeへ移行し、WordPressに移りました。さほど珍しくない経歴だと思います。

Twitterの共同創業者が立ち上げた
新しい時代のブログサービスが「Medium」

 定期的に“自分が書く場所”を見直してきましたが、2016年8月に入って、これまで自分でサーバ管理を行なってきたブログシステムを、Mediumに移行しました。

新世代のブログサービス「Medium」。そういえば、このスタイルのブログメディアを最近見かけるようになってきましたよね

 Mediumは、Twitterの共同創業者の一人であるEvan Williams氏が立ち上げたブログサービスです。同氏はこれまで、Googleに買収されたBlogger、そして140文字の短文投稿プラットホームTwitterと、人々がオンラインに何か発信するサービスを起業してきたシリアルアントレプレナーです。

 Mediumは、ブログサービスに分類して良いと思いますが、これまでよりも非常に手軽な印象を与えてくれます。デザイン要素もヘッダーのみと最小限で、文字を読み書きする事に焦点が当てられています。つまり、人々の考えが1本の記事でも発信できるような環境というわけです。

ブログの開設に要したのは20分足らず

 筆者がMediumにブログを移行しようと思い立ったのは8月1日の夜。そこから20分足らずで、独自ドメインの設定も含めて、Mediumへの移行が完了しました。移行といっても、過去の記事をそのまま移すのではなく、新たにゼロベースで始めようと思ったから速かったわけですが。

 移ろうと思った具体的な理由を考えてみました。

・ブログ不精の解消になりそうだと思ったこと
・独自ドメインも設定でき、ホスティングの時間とお金のコストから解放される
・iPad中心の仕事環境でのブログの書きやすさ
・複数のブログを1つのアカウントから管理することができる点
・書くことと読むことが一体化された環境への興味

 上に挙げた理由の多くは、もう少し自分がブログに積極的になろうと考えた結果でした。

 まず、新しいデザインやプラットホームで心機一転、というのは過去に何度も経験してきたブログ活性化の方法です。自分でホスティングしているブログの場合、新しいデザインを自分で作ることで、ブログ熱を復活させることができます。

 そもそも何でブログを持っているのか、という点への疑問については、とてもとても長くなりそうなので別の機会に。

 Mediumへの移行は、そうしたカンフル剤的なブログ環境刷新の要素が少なくなってしまいます。ヘッダーとロゴぐらいしかデザイン要素がないからです。しかし別の理由で、ブログを書き続ける勢いを保ち続けることができるのではないか、と期待をしているのです。

iPad Blogging

 筆者のほぼすべての原稿は、今年4月以降、iPad Pro 9.7インチで書いています。それもこれも、UlyssesというiCloudに保存・同期してくれるMarkdownのテキストエディタのおかげです。

 Appleの開発者会議であるWWDC16で、ドイツからきてApple Design Awardを獲得した開発者と話すことができた点はうれしかった経験です。

 さて、すべての原稿がこのUlyssesに入っているなかで、これまでUlyssesがサポートしてきたブログ投稿サービスはMediumだけでした。UlyssesからMediumに書き出すと、iPadに入っているMediumアプリが開き、タグや投稿先のブログを指定して仕上げることができます。

 今までお気に入りだったブログエディタはMacアプリのMarsEditで、仕事を終えて家に戻らなければ、さあブログ、という態勢にならなかったのです。デバイス、アプリともに、普段の原稿の勢いとツールでブログが書ける点は、ブログを書くことそのものに対しての障壁を取り除いてくれます。

 あるいは、iPhoneでも利用できるUlyssesから、投稿を済ませる経験もしてみました。とても快適でしたよ。

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