ソニーは6月20日、アクションカムの新機種「FDR-X3000」(予想実売価格 5万4000円前後)「HDR-AS300」(同4万3000円前後)いずれも6月24日発売予定。
X3000は4Kモデルで、AS300はハイビジョンモデル。各々にリストバンド型モニターが付属するモデルも用意する(プラス1万5000円程度)。
全モデルに共通する最大の特徴は、従来ハンディカムの上位機種に搭載されていた空間光学手ブレ補正を小型化し、内蔵した点。空間光学手ブレ補正は、レンズ群と撮像素子を1つのユニットとして独立させることで、強力にブレを補正する効果が得られる。
一番前方のレンズは固定となるなど、さすがにハンディカム同等とはいかないが、自転車の振動程度ならほとんどを吸収してブレのないスムーズな映像の撮影が可能だ。
また、従来機は電子式の手ブレ補正を採用していたため、4K解像度撮影やハイスピード撮影、画角の変更などは非対応だった。しかし、光学手ブレ補正となったことで、補正処理が必要となくなり、これらの制約がなくなった。
画角はワイド(17mm)/ミディアム(23mm)/ナノ(32mm)の3段階で切り替えられるほか、最大3倍のデジタルズームも新たに利用可能となった。
撮像素子には1/2.5型のExmor R(有効818万画素)を採用し、画素加算なしの全画素読み出しが可能になったほか、レンズも新しいものを採用。周辺部の湾曲を半減させている。
本体は防滴仕様で、水深60mまでの撮影に耐えられるハウジングが同梱される。また、三脚穴が本体に搭載されており、アダプターを付ける必要はない。
どちらも本体サイズは幅29.4×奥行き83×高さ47mm、重量は約84g。