待ってた! 火狐がiPhoneに!
iOS版Firefoxがついにリリース!
Mozillaは11月12日(現地時間)、iOS向けのブラウザー「Firefox」をリリースした。
え、今までなかったの? と思わずこぼしてしまうかもしれない。このたび、iOS版のFirefoxがリリースされることとなった。PCやAndroidスマホなら当たり前のように利用され、世界的にもユーザーが多いブラウザーであるFirefox。実はiOS版はこれまでなかったのである。
そんなFirefoxが特に力を入れているのがプライバシーとセキュリティー。
「プライベートブラウジング」というモードは、アイコンをタップするだけで履歴やCookieを保存しない状態になる。当然これまでの検索履歴なども見られなくなるので、スマホを他人に貸すときにうれしい機能だ。例えば友達に「このサイト見てみなよ」と自分のスマホを手渡すときに、ブラウザーに自分の検索履歴が残っているとちょっと気まずい状態になることもあるだろう。もちろん、「自分の検索履歴にやましいことはない」という人には必要ない機能かもしれないが、何を検索しているかを他人に知られるのは恥ずかしいし、社外秘の話題があったりするとそれはそれで問題だ。しかし、このモードならそういった心配なく、スマホを貸し出せる。
また、プライベートデータの消去も事細かに設定可能なので、履歴は消したいけどキャッシュは残したいといったことも可能だ。
ほかのOSのFirefoxと同じように「Sync」を使えばハードウェアをまたいでのブラウジングが可能。これはいわゆる同期で、自分のIDでFirefoxにログインすれば、ほかの端末で使っているブックマークやパスワード、設定をすべて利用できる。PCで地図を調べて、そのまま出先でスマホを使って続きを検索するなんて使い方もできる。
iOSではSafariを利用している人が多いかと思われるが、PCでFirefoxに慣れ親しんでいる人、Safariの機能に満足していない人はダウンロードしてみてはいかがだろうか。