英ロールス・ロイス(Rolls-Royce)は7月2日、自律航行機能も含めた無人輸送船研究の予備設計を開始すると発表した。
無人船構想は同社が昨年発表したもので、タンカーや貨物船といった輸送船に自律機能や遠隔地から操船する機能を組み込み、運航を無人化する計画。操船に必要なブリッジや居住設備が不要となり、船体を再設計することで人件費削減に加えて燃費向上やCO2排出量低減が図れるという。
同社では、新たに660万ユーロの資金を投入してソリューションの仕様および予備設計のプロジェクトを開始する。プロジェクトは2017年の終わりまで進められるという。