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2014年に別れを告げた5つのテクノロジー・アイコンたち

2015年01月13日 07時00分更新

文● Richard Procter via ReadWrite

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永遠に生き続けるものはない。テクノロジー業界では特にそうだ

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古い知人達は忘れられ、二度と思い出されるべきでは無いのだろうか?我々は「NO!」と言おう。

2015年に差し当たり、2014年に去っていったもの達にお別れを言う時だ。去年、初代iPod、懐かしい表計算ソフト、Yahooがその名を上げることになった技術などを含む、幾つかのテクノロジーにおけるアイコンたちがその終わりを迎えた。友にお別れを言おう。

iPod Classic

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iPodは音楽を聞き方を変えた。ポータブルのテープやCDプレイヤー、そして嵩張って容量も少ない第一世代のMP3プレイヤーからの大きな飛躍だ。iPodには数千もの音楽を入れておくことが出来、インターフェイスも直感的だった。そしてこれに密接に関わるのがiTunesストアだ。これにより人々はアルバム1枚丸ごと買うのではなく、曲ごとにその場で音楽を購入することが出来る。Appleは小さくなったShuffle、Nano、iPod Touchの販売を続ける中、製造を続けるための部品の調達が出来ないということで、この年Classicの販売を打ち切った

Aereo

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AereoはユーザーがアンテナをレンタルしてネットからのストリーミングでTVを観ることが出来るというサービスだった。ユーザーは28チャンネルの生放送を視聴することが出来、評判によれば素晴らしいサービスだったそうだ。残念なことにその出来はあまりに良すぎた。TV局はAereoに対して訴訟を起こし、6月に6-3でAereoがやっていることは違法であるという高等裁の判決が下った

Windows XP

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もしあなたがまだ未だにWindows XPを使い続けている数少ないユーザーもしくは企業なのであれば悪いニュースがある。そうだ。12年間を経て、とうとうMSは4月にXPのサポートを打ち切る。XPは多くのハッカーたちを呼び寄せたが、商業的に成功したOSだった。

Yahoo!ディレクトリ

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信じられないかも知れないが、ネットはかつて今よりずっとナビゲーションが難しかった。Googleはデファクトのサーチエンジンではなく、検索アルゴリズムも進んでいなかった。そして人々は自分たちが何を探してるのかも分からなからないという混沌とした時代だった。まぁそれは言い過ぎかも知れないが、人々が自分の手の甲にウェブサイトのリストを書いていた事もあるといえば納得してもらえるのではないだろうか。

そんな時代に片付け、管理するための光が差した。まさに名簿の事だ。Yahoo!ディレクトリはウェブページをカテゴリー、そしてそのサブカテゴリーといった具合に分類した。Yahooは9月、2014年はディレクトリにとって最後の年になるだろうと宣言した。そして数日前にとうとうサービスを停止した。現在、Yahooは人々にとって株価やスポーツの情報を見に行くだけの所になってしまった、と私は思う。

Lotus 123

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IBM PCのアプリケーションでもっとも人気のあったもので、この表計算ソフトの人気は1980年中頃、山火事のように広がっていった。Apple IIで出たVisiCalcは世界初のメジャーな表計算ソフトだったが、Lotus 123はIBM機で動作するように1983年リリースされた。ミッチ・ケイパーによって設立されたLotusは1995年、IBMに買収されLotus 123のサポートは誕生から31年目を持って打ち切られた。

画像提供:
Lotus 1-2-3の写真:Doug
TV antennaeの写真:Fla

Richard Procter
[原文]


※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら


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