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スペインも「Google税」徴収へ 新しい著作権法可決、ニュース記事抜粋表示に使用料求める

文●渡辺隆広/SEMリサーチ

2014年11月03日 00時04分更新

記事提供:SEMリサーチ

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スペイン政府は2014年10月31日、新しい知的財産法案を可決した。英ガーディアン紙など複数のメディアが「新しい Google税の可決」として報じている。

2015年1月から施行されるこの法律は、Googleニュース検索などのニュースアグリゲーターがニュース記事を抜粋・引用してリンクを掲示する時に、新聞社で組織するAEDEに対して利用料を支払うよう求めるものだ。もしもニュースアグリゲーターが従わない場合は、最高60万ユーロ(約8,300万円)の罰金が科される。

欧州のパブリッシャーは欧州最大の検索シェアを握る巨大企業が彼らの著作権コンテンツを利用して新しいニュースサービスを築き上げていると非難してきた。ドイツの新聞社や雑誌社が加盟する VG Media は今夏、スニペットへのニュース記事抜粋の利用料支払いを求めて Google を提訴したものの、Google は該当メディアのスニペット表示を停止するという対抗措置を取った。その結果、深刻な検索トラフィック減少により経済的ダメージを負ったドイツメディアが白旗をあげて、利用料の対価を求めずにスニペットを再表示するように要請するに至っている。新しい著作権法が成立したところで実際に Google が支払いを応じる可能性は低く、スペイン政府の与党以外からは「失策だ」との批判も出ている。

Google は声明を発表し「今回のスペインで可決された新しい法案に失望している。我々は Google ニュースのようなサービスはパブリッシャーのWebサイトにトラフィックをもたらしていると信じている。将来を踏まえて、我々は新しい法律の範囲内で与えられた選択肢を検討する一方で、スペインのメディア各社の売上げ増加に貢献するための方法を模索していく」と述べている。


Spain moves to protect domestic media with new 'Google tax'
http://www.theguardian.com/technology/2014/oct/31/spain-newspaper-google-tax


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過去のベルギーやドイツの新聞社と Google の対立とその結果を踏まえたら、賢い選択ではないと思うのですが、国民性なんでしょう。

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