スマホ向け無料通話・メールアプリ「LINE」を運営するLINEは、LINEアプリのiPhone版をアップデート。iPhoneでも「LINE電話」を利用できるようになった。
LINEアプリは、インストールしたユーザー同士で無料通話が可能なアプリだが、LINE電話は、LINEアプリのインストールの有無を問わず、一般の固定電話や携帯電話へ割安な料金で発信、通話することができる。
料金プランは「コールクレジット」と「30日プラン」の2方式から選択。「コールクレジット」は、利用する通話時間分を事前にチャージする方式で、携帯電話への通話料金は14円/分、固定電話へは3円/分。「30日プラン」は、上限時間内の利用で料金が定額の方式で、「固定電話のみ通話可能」は上限60分間で固定電話への通話料金が2円/分、「固定電話・携帯電話に通話可能」は上限60分間で携帯電話への通話料金と固定電話への通話料金がともに6.5円/分となる。
Android版は3月17日に公開済み。現時点でのサービス対応国は、日本・アメリカを含む世界11カ国(日本・アメリカ・メキシコ・スペイン・タイ・フィリピン・コロンビア・ペルー・オーストラリア・アルゼンチン・マレーシア)。なお、サービス名は日本が「LINE電話」、その他の国・地域が「LINE Call(ラインコール)」となる。
LINE電話は、LINEユーザーを飲食・アパレル・美容・宿泊施設などの実店舗へと導く「O2O(オンライン・ツー・オフライン)」プラットフォームとなる「ビジネスアカウントLINE@」との連携機能も用意している。今回のアップデートは、LINEの一般ユーザーはもちろん、店舗ユーザーにとっても利便性が広がる動きだ。