このページの本文へ

ゲーム事業も世界へ、ソフトバンクが海外ゲーム企業を買収

2013年10月16日 17時55分更新

文● 加藤 宏之(HEW)/アスキークラウド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ソフトバンクは7月に米第3位のキャリアとなるスプリント・ネクステル(Sprint Nextel)を子会社化したほか、新たな拠点を米シリコンバレーに設けると発表するなど、海外進出の動きを加速させている。その流れはゲーム事業にも及んでいるようだ。

 スマホ向けゲーム「パズル&ドラゴン」がヒットしているゲーム会社のガンホー・オンライン・エンターテイメント(ガンホー)を4月に子会社化したが、このたび、ガンホーとともに設立する特別目的会社(SPC)を通じ、フィンランドのスーパーセル(Supercell Oy)を買収すると発表した。スーパーセルは「Clash of Clans」をはじめスマホ向けゲームを手掛ける企業であり、ソフトバンクがゲーム事業に熱視線を向けていることがあらためて浮き彫りとなった。

 ガンホーの「パズル&ドラゴン」は日本国内で1900万ダウンロードを突破し、北米・韓国でも100万ダウンロードを達成。一方のスーパーセルは2013年2月~8月の7カ月間、「App Store」の「ゲーム」カテゴリで売上世界1位を記録している。ソフトバンクとガンホーはゲーム事業の世界展開を画策しているだけに、「AppStore」での実績やブランド力、世界100カ国以上に及ぶ海外マーケティング力といったスーパーセルの持つリソースは大きな強みとなる。

ソフトバンクとガンホーが100%出資して設立するSPCはスーパーセルの株式51%を取得する

ソフトバンクとガンホーが100%出資して設立するSPCはスーパーセルの株式51%を取得する

関連サイト
ソフトバンク

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています
アスキークラウド 創刊3号(9月24日発売)

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中