LINEは8月、スマホで手軽に商品を売買できる「LINE MALL」を発表し、2013年秋以降にネット通販へ参入する意向を示した。通話やメッセージといったコミュニケーションからゲームへと広がりつつあるSNSは、今後、ネット通販へもビジネスを展開していく。これは逆にいうと、ネット通販は将来的にSNSと結びつくことでさらなる発展が期待されるわけだ。
ネット通販とSNSの関係性は、日本通信販売協会(JADMA=ジャドマ)の調査機関となるジャドマ通販研究所が8日に発表した調査レポートでも将来性が予測される。過去1年以内にネット通販を利用した15歳~69歳の男女1000名(全回答者)に対するアンケート調査結果から、ネット通販の商品選びで今後SNSの影響を受けやすいと回答したのは、女性の10代が49.4%で20代が33.3%、男性の10代が33.7%にのぼった。
全体の平均では20.8%と2割程度にすぎなかったが、これからネット通販の利用機会が増えていくと思われる10~20代の若年層の間で、3割超から半数近くまでの高い割合でSNSとの強い関係性を示す結果が得られている。なお、SNSの影響を受けやすいと予想した回答者に対して、影響力があるSNSを選んでもらうと、トップ3は上位からTwitter(48.1%)、Facebook(41.8%)、LINE(27.9%)の順にになっている。
関連サイト
日本通信販売協会(JADMA)
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