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iPhone、androidアプリで使えるー東京メトロの無線LAN

2013年04月05日 16時00分更新

文● 花茂未来/アスキークラウド

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 東京メトロと、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下NTTBP)は、共同で提供している東京メトロの情報配信サービス「MANTA(Metro Amusement Network Trinity App)」のサービスエリアを、4月1日より全駅に拡大した。また、iPhoneアプリの提供も開始する。

 「MANTA」は、滞在駅の時刻表や駅構内図、ニュース動画の閲覧のほか、インターネット接続などを利用できる無料サービス。専用のiPhoneアプリやAndroidアプリを使って情報を閲覧し、駅構内の無線LANスポット「Metro_Free_Wi-Fi」に接続すれば、すべてのコンテンツを利用できるようになる。インターネット接続サービスについては、「1回のアクセスで15分以内、1日5回まで」使えるとしている。

 ただ、公衆無LANという性質上、通信部分の暗号化は施されていない。そのため、接続する場合は重要なウェブサービスへのログインなどは避けた方がいい。一定の知識があれば、暗号化されていない通信は、内容を盗み見ることができるためだ。

 なお、Wi-Fiは3G通信などに比べると、ある程度限定された空間でのサービスとなる。そこでMANTAでは、ユーザーが接続しているアクセスポイントで位置を割り出している。これにより、アプリを起動すれば滞在駅の情報画面が自動で表示するほか、同時に周辺スポットの情報も配信している。Wi-Fiの特性と速さを活かし、利便性を向上させているのがポイントだ。

 3G通信機能を排した端末でも、地下鉄構内で情報を得られるのもメリットと思えるが、現状はスマートフォン端末向けサービスとなっているので、タブレット端末での動作は保証しておらず、今後の対応が気になるところ。

iPhone、androidアプリ

MANTAのアプリ画面

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