ヤフーは、iPad向けのYahoo! JAPANトップページ「タイムライン版」を2012年3月から実験的に提供してきたが、1年を経た今回、iPadに加えてAndroid端末も対象にしたタブレット向けYahoo! JAPANトップページを提供開始した。
大きな特徴は写真を重視したデザインになっている点。写真付きの「Yahoo!ニュース トピックス」や「Yahoo!映像トピックス」、「Yahoo!天気・災害」、「Yahoo!占い」などをタイル状に配置し、気になる写真をタップしてコンテンツにアクセスする視覚的なユーザーインターフェースとした。
ユーザーの好みに合わせた自動レイアウト調整機能を搭載し、過去にタップした利用履歴に沿ったおすすめのコンテンツを上部に表示。サービス一覧をサイドバーの中に格納し、表示内容を絞り込んでいる。
「なんとなくタブレットを起動してネットを見る」という受動的な利用シーンに対応したのがタブレット用トップページだが、従来のパソコン向けトップページに切り替えられる「通常版を表示」ボタンをフッターに用意。また、検索バーを上部に配置するなど、具体的なコンテンツへのアクセスを目的にした能動的な利用シーンにも対応する。
先にフェイスブックが「ニュースフィード」機能をアップグレードした際、デザイン面でビジュアルを重視し、写真の表示が大きくなった。今回のタブレット向けYahoo! JAPANトップページも写真が中心となっていることから、今後は、タブレットやスマホといったモバイル端末向けサイトのビジュアルデザイン化がトレンドとして世の中に広がるかもしれない。