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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第218回

明るい単焦点は猫撮りに最適 オリンパスの45mmF1.8レンズ

2011年09月23日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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日陰の猫もプラス補正や
シャッタースピードアップで撮れる

誰にでも撫でられちゃう一番おとなしい子。背景が明るいときは+1~2の露出補正をかけて明るめに(2011年9月 パナソニック DMC-G3)

誰にでも撫でられちゃう一番おとなしい子。背景が明るいときは+1~2の露出補正をかけて明るめに(2011年9月 パナソニック DMC-G3)

 このきじねこが一番人なつっこくて、誰彼構わず撫でてもらいたがるし、川原に座って弁当を食べている人がいるとおこぼれをもらいたがるし、なのだ。

 背景が日向で明るいときは(暑い日の猫は日陰から出てこないので、どうしてもこういう構図になっちゃうのだ)、思い切りプラスの補正をしてやるべし。

クルマの前を横切っていった三毛系の子。ちょっと顔がふてぶてしい(2011年9月 パナソニック DMC-G3)

クルマの前を横切っていった三毛系の子。ちょっと顔がふてぶてしい(2011年9月 パナソニック DMC-G3)

 逆に警戒心が強いヤツもいる。こんな風にこっちの様子をじーっと見ながら遠巻きに歩いていたり。

 レンズが明るいとその分シャッタースピードを上げられるので、日陰を歩いている猫でもブレずに撮れる。これもまたいいところだ。ただ、相手が動いてると余計ピントがシビアになるので難しいんだけれども、これも何枚か撮った中の1枚なのだ。

フェンスの上の舌だしネコ。器用にちょこんと座っておりました。お腹がちょっとはみ出ているのは愛嬌(2011年9月 パナソニック DMC-G3)

フェンスの上の舌だしネコ。器用にちょこんと座っておりました。お腹がちょっとはみ出ているのは愛嬌(2011年9月 パナソニック DMC-G3)

 ひととおり猫と親しんだから帰ろうかな、と思ったら、フェンスの上で器用に座ってる猫が。この子、いつも舌を出しているのだ。

 そんなわけで、このレンズは猫撮りにとてもいいのだった。もしレンズ交換式カメラで猫を撮っているなら、ぜひ、明るい単焦点レンズを試してみるべし。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイ ン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを探す日々。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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