ダイレクトメッセージは11日、iPhone用のGPS連動小説アプリ「『各駅小説の旅』〜山手線の女編〜」の提供を開始した(iTunes Storeで見る)。価格は350円。
書籍をあらかじめダウンロードする電子書籍アプリとは異なり、実際に山手線の駅へ行くことでコンテンツが追加される、ユニークな小説アプリ。山手線の各駅の近くでアプリを起動すると、iPhoneのGPS機能と連動して現在位置を取得し、その駅にちなんだ物語が読める。オリエンテーリングのように山手線巡りを楽しめ、29駅のストーリーをコンプリートすることで30個目のスペシャルコンテンツが読める仕掛けがほどこされている。
小説は「ケータイ小説の女王」と呼ばれる内藤みか氏が29駅のショートストーリーをTwitter小説の形式で書いたもの。1話ごとに漫画家・仔鹿リナ氏のイラストが楽しめる。
Twitter小説とは、Twitterで140字以内に書く超短編小説。「#twnovel」というキーワードが登録されており、Twitter内で「#twnovel」と検索すると、ユーザーが投稿したTwitter小説が読める。内藤みか氏の呼びかけで始まったTwitter小説は、スタートから3ヶ月で投稿者1000人、総投稿1万件を突破している。
同社によると、このGPS連動小説をさまざまな分野に広げてリリースすることを計画しているという。第2弾として、12月に、吉井春樹氏による「『各駅小説の旅』〜山手線の男編〜」のリリースが予定されている。