光軸をずらせるレンズといえば、キヤノンの「TS-E」シリーズやニコンの「PC-E Nikkor」レンズを思い出すが、どちらのレンズも20万円以上もする大変高価なもの。
もちろん高価な訳は十分にあるが、もっと気軽にユルイ感じで、似たように光軸をずらした撮影を楽しめるのが、今回紹介するケンコー「LENSBABY MUSE」(実売2万円前後)だ。
手持ちの一眼デジカメに装着
LENSBABYシリーズは、レンズを傾け、光軸をずらすことで独特のボケ感などを演出できる交換レンズ。そのラインナップの1つであるLENSBABY MUSEは、レンズユニット式で、専用のレンズユニットを交換することでさまざまな撮影ができる。
基本セットは、本体にダブルグラスレンズユニット(マルチコートタイプ)の「ダブルグラスオプティック」を同梱したもの、またはプラスチックレンズユニットの「プラスチックオプティック」を同梱したものの2種類。また、そのほかの交換ユニットとして、シングルレンズ(ノンコート)の「シングルグラスオプティック」、「ピンホール/ゾーンプレート」(各実売5000円前後)が用意されている。