週刊ヤングジャンプで連載中の人気将棋マンガ「ハチワンダイバー」。このマンガを題材にした将棋ゲーム「ハチワンダイバーDS」と「ハチワンダイバーWii(WiiWare)」が3月26日に発売される。
発売日を明日に控えた25日、秋葉原のメイドカフェ「ぽぽぷれ」で報道関係者向けの発表会が開催された。
発表会には漫画作者の柴田ヨクサル氏と、漫画の将棋監修を行なっている棋士の鈴木大介八段、そして美人棋士の藤田綾女流初段がゲストで登場。しかも、藤田初段は原作のヒロイン「中静そよ」を思わせるメイド服! 藤田初段は「恥ずかしいです……」とコスプレ衣装に照れてはいたが、とっても似合ってました!
実際のソフトを使って作者とプロが対決!!
発表会のスペシャルイベントは、「ハチワンダイバーDS」の「2P対局機能」を使った柴田氏と藤田初段の対局。いまは漫画家として活躍している柴田氏だが、実は小学六年生まではプロ棋士を目指していた。現在はアマ五段の棋力を持ち、現在も将棋の勉強を欠かさないそうなのである。しかし相手は藤田女流初段。鈴木八段によれば「女流のなかで10本の指に入るくらいの実力者」とのこと。果たして勝敗は!?
筆者を含め、会場の雰囲気は藤田初段の圧勝を予想していたが、対局が中盤に差し掛かると雲行きが怪しくなってきた。なんと、柴田氏のほうが優勢になっているのである。鈴木八段が試合の解説を行なっていたのだが、「藤田さん、これは大大大ピンチですね」や「将棋を知っている人が見たら、ずいぶん差がついてるなーって思うほどの状況ですよ」とコメントし、会場を沸かせていた。
結局、103手で柴田氏の勝利。勝利インタビューを受けた柴田氏は「ありがとうございました!」と答えながらも、ぐったりと疲れた様子。仕事を忘れて真剣勝負に挑んだようだった。そして、対局の総評を求められた鈴木八段は、「いや~、柴田先生お見事でした! 特に最後のほうは大熱戦でした」と見事な勝負さばきに感嘆していた。
本作は「DSダウンロードプレイ」対応なので、DSが2台あればソフト1本でも通信対戦ができる。さらに、指し方のアドバイスをもらえる「ダイブ機能」が搭載されているので、多少棋力に差があってもこのイベントのように熱い対戦可能。将棋に興味がある読者は要チェックの1本ですぞ!
(次ページでは「ハチワンダイバーDS」のポイントを紹介!)
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