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ハチワンダイバーDS発表会で美人メイド棋士と作者が対決!!

2009年03月25日 22時00分更新

文● 佐藤ポン

 週刊ヤングジャンプで連載中の人気将棋マンガ「ハチワンダイバー」。このマンガを題材にした将棋ゲーム「ハチワンダイバーDS」と「ハチワンダイバーWii(WiiWare)」が3月26日に発売される。
 発売日を明日に控えた25日、秋葉原のメイドカフェ「ぽぽぷれ」で報道関係者向けの発表会が開催された。

左から原作者の柴田ヨクサル氏、藤田綾 女流初段、鈴木大介 八段

「昔から将棋が好きだったから、いつかは将棋漫画を描きたかった。しかも、将棋をまったく知らない人にも楽しめる漫画を描きたかったんです」と将棋に対する熱い情熱を語る柴田氏

 発表会には漫画作者の柴田ヨクサル氏と、漫画の将棋監修を行なっている棋士の鈴木大介八段、そして美人棋士の藤田綾女流初段がゲストで登場。しかも、藤田初段は原作のヒロイン「中静そよ」を思わせるメイド服! 藤田初段は「恥ずかしいです……」とコスプレ衣装に照れてはいたが、とっても似合ってました!

鈴木八段が漫画監修で苦労したのは、棋譜を考えるところだと言う。「一手目から自分対自分の対局をするんですよ。たいへんでした!」と、当時のことを思い出しながら苦労話を披露

藤田初段も原作のファン。「将棋を知らない人でも読める、おもしろい漫画だと思います」とコメント。ゲーム版は原稿どおりにストーリーが進むところが気に入ってるそうだ

実際のソフトを使って作者とプロが対決!!

 発表会のスペシャルイベントは、「ハチワンダイバーDS」の「2P対局機能」を使った柴田氏と藤田初段の対局。いまは漫画家として活躍している柴田氏だが、実は小学六年生まではプロ棋士を目指していた。現在はアマ五段の棋力を持ち、現在も将棋の勉強を欠かさないそうなのである。しかし相手は藤田女流初段。鈴木八段によれば「女流のなかで10本の指に入るくらいの実力者」とのこと。果たして勝敗は!?

真剣な面持ちの藤田女流初段

 筆者を含め、会場の雰囲気は藤田初段の圧勝を予想していたが、対局が中盤に差し掛かると雲行きが怪しくなってきた。なんと、柴田氏のほうが優勢になっているのである。鈴木八段が試合の解説を行なっていたのだが、「藤田さん、これは大大大ピンチですね」や「将棋を知っている人が見たら、ずいぶん差がついてるなーって思うほどの状況ですよ」とコメントし、会場を沸かせていた。

対局中はひとことも話さない。もっとワイワイ楽しむのかな~と思ったけど、かなりマジメに戦ってます!

解説は鈴木八段。モニターを使って、初心者にもわかるように親切丁寧に解説してくれた

 結局、103手で柴田氏の勝利。勝利インタビューを受けた柴田氏は「ありがとうございました!」と答えながらも、ぐったりと疲れた様子。仕事を忘れて真剣勝負に挑んだようだった。そして、対局の総評を求められた鈴木八段は、「いや~、柴田先生お見事でした! 特に最後のほうは大熱戦でした」と見事な勝負さばきに感嘆していた。

藤田初段ピーンチの瞬間! おもわず苦笑い

柴田氏の勝利で終了。藤田初段を負かしてしまうとは、さすが将棋漫画の原作者

 本作は「DSダウンロードプレイ」対応なので、DSが2台あればソフト1本でも通信対戦ができる。さらに、指し方のアドバイスをもらえる「ダイブ機能」が搭載されているので、多少棋力に差があってもこのイベントのように熱い対戦可能。将棋に興味がある読者は要チェックの1本ですぞ!

(次ページでは「ハチワンダイバーDS」のポイントを紹介!)

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