インテゴジャパンは19日〜20日にかけて、Mac OS Xユーザーに向けたセキュリティーアラート2件を発表した。
6月19日付けのアラートでは、Apple Remote Desktopで利用されるコンポーネント(ARDAgent)に潜む脆弱性を公開。この脆弱性を利用すると、悪意あるユーザーがローカル/リポート経由で管理者としてさまざまなスクリプトを実行できるという。
20日付けのアラートで公開されたのは、Macをターゲットにしたトロイの木馬だ。「PokerGame」というプログラムに潜んでおり、ユーザーが不意に実行すると、そのMacのIPアドレスとユーザー名、パスワード文字列をサーバーに送る。また同時に「A corrupt preference file has been detected and must be repaired.」(環境設定ファイルが壊れているので、修復が必要です。)という旨のメッセージによって管理者パスワードの入手を試みる。
いずれの問題に対しても、同社のウイルス対策ソフト「VirusBarrier X5」で対応しているという。