(株)ACCESSは7日、Windows Mobileを搭載するスマートフォン向けに、ウェブブラウザーアプリ「NetFront Browser v3.5」のコンセプト版を今月11日に提供開始すると発表した。使用期間は5月31日までとなる。
NetFront Browser v3.5は、新機能としてスクロール中にページの全体像と現在地を表示する「PageMap」(ページマップ)機能を搭載したのが特徴。現在閲覧している位置が分かるので、スクロールバーがなくてもスクロールがやりやすくなるという。
そのほかに、ウェブページの本文を画面幅に合わせて自動的に折り返して表示する「Column Rendering」(カラムレンダリング)機能を搭載。パソコンで表示した場合と同等の見た目を可能な限り維持しながら、縦スクロールだけでコンテンツを閲覧できるようにしている。
対応機種は、OSにWindows Mobile 5.0 Pocket PC(日本語/英語)を搭載した携帯端末。同社によって動作試験が行なわれた機種はソフトバンクモバイルの「SoftBank X01HT」、ウィルコムの「W-ZERO3(WS003SH)」と「W-ZERO3(WS004SH)」、デルのPDA「Axim x51v」の4機種。
当初は英語版のみの提供となるが、日本語版OSでも動作が可能。日本語版は今夏にテクニカルプレビュー版を提供予定だという。