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ゲームやDVD漬けでも、単なるニートではない

「情報のギャップ」を埋めるのが、おいらの仕事──ひろゆき流・面白サービス開発術

2008年01月19日 23時31分更新

文● 広田稔(編集部)

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僕の世代で僕よりも多く、『映画』や『ゲーム』に時間を費やしている人は、ほとんどいないと思うんですよ


「みんなが知っているもの」をマネするだけならパクリだが……


ひろゆき

西村博之氏(ひろゆき)。「面白い映画を見つけたとして、他の人がまったく知らないものだったら、その要素を出せば面白い映画が作れてしまうじゃないですか。みんなが知っていると『パクリ』になってしまいますが」と話す

 「2ちゃんねる」の管理人で、「ニコニコ動画」の監修者でもある「ひろゆき」(西村博之氏)はそんな風に語る。都内で開催されたセミナーで投げかけられた「面白いものを生み出す能力、面白いことが仕事だと言えるスタンスは、どのように身に付けてきたか?」という質問に対する答えだ。

 西村氏は、普段はたいてい家にいる。ほとんどの時間をゲームや読書、DVDなど「コンテンツ」に触れるため費やしている。「面白くするために、お金などを投資して作られた」(ひろゆき)コンテンツにどっぷりとつかり、面白さのエッセンスを吸収することが、彼の日課と言えるかもしれない。

「どれだけ面白いものを知っているかということと、周りの人がいかに面白いものを知らないかという『情報のギャップ』を取れるのが、僕の今のポジションなんです。そういう意味で、同じようにゲームなどに時間を費やせる人がいたら、僕の居場所がなくなる気がするんですけど」

 ちなみに「これからコンテンツのプロデュースを目指す人々に何か一言」贈るとすれば、「口がうまければ、生き残れるんじゃないですかね(笑)」だそうだ。

特別セミナー

ビジネススクールの東京コンテンツプロデューサーズ・ラボが今年4月の開講を記念して、「新たな価値を創造するプロデュース術」と題した特別セミナーを開催。その中の対談に西村氏が登場した


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