応募総数140作品!
過去最大規模の“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト”大賞決定
ウィルコムFANでは1周年を迎えるにあたり、W-ZERO3をもっと便利に、もっと楽しくするソフトウェアの開発を多くの方に担っていただくために、2006年8月21日~2007年1月31日の約5ヵ月にわたり、“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト」(主催:(株)アスキー、協賛:(株)ウィルコム、マイクロソフト(株))を実施した。
その審査結果の発表が今月14日に行なわれ、大賞をはじめとした各賞が決定したので、その概要を紹介していく。審査結果の詳細はウィルコムFANを参照してほしい。
何と言っても特筆すべきは、応募総数が140作品という、この手のソフトウェアコンテストとしては過去最大規模と言える応募数があったことだろう。総額220万円という賞金がその理由のひとつではあるが、それだけでなくソフトウェアコンテストとしての新しい試みがなされていた点にも注目しておきたい。
応募部門は、“テーマ部門”“エントリー部門”“W-ZERO3部門”“一般部門”の4部門。テーマ部門、エントリー部門ではウィルコムFANの連載記事との連動が図られ、アプリ制作が初めての人でも記事を読んで投稿できるような配慮がなされていた。もちろん、W-ZERO3部門や一般部門にも多くの作者から、優れた作品が数多く応募された。
応募作品の全般的な傾向として、
- カメラなどのW-ZERO3のインターフェイスを活用している
- パケット定額ありの特徴を活かし、位置情報やインターネットのサービスとの連携が図られている
というソフトが多く寄せられた。
金賞は“バーコードスキャン機能つき蔵書管理ソフト「Kinjiro」ver1.0”
金賞を受賞した“バーコードスキャン機能つき蔵書管理ソフト「Kinjiro」ver1.0”は、内蔵カメラを活用したバーコードスキャン機能とウェブサービスの連携という、W-ZERO3ならではの作品だろう。
さらに、審査委員特別賞を受賞した“コトダマ モバイル”は、まだ荒削りではあったが、W-ZERO3の位置情報にリンクした掲示板を使って、近距離にいるW-ZERO3同士のコミュニティーが実現できるという新たな発想で、審査委員を唸らせた。
ここでは紹介しきれないが、このようなユニークなソフトが多かったことも“W-ZERO3ソフトウェアコンテスト”の特徴だろう。W-ZERO3が受け入れられ、根付いていることが実感できたコンテストであったと言える。今後も、W-ZERO3の動向にぜひ注目をしていきたい。