米ヴイエムウェア(VMware)社は1日、インテルMac用の仮想化ソフト『VMware Fusion』(開発コードネーム)のβ2を公開した。
VMware Fusionは米パラレルズ社の『Parallels Desktop』と同様、Mac OS X上に仮想PC環境を構築し、Windows XPなどPC用のOSを動作させることが可能になるソフト。最初のパブリックβは、昨年12月21日に公開された(参考記事)。
同社のウェブサイト上で名前や住所などのユーザー情報を登録すれば、ベータ版専用のシリアルナンバーが発行され、DMG形式のディスクイメージをダウンロードできる。ファイルサイズは120MB。
β2における最大の注目点は、仮想化環境がWindows用のマルチメディアAPI“DirectX 8.1”に対応した点。これによって同APIを利用するWindows用ゲームの実行が可能になる。そのほか主なアップデートは以下のとおり。
- 仮想化環境をまるごと保存し、任意の時点にロールバックが可能な“スナップショット”機能
- Windows Visaへの対応
- AirMacへの対応。有線/無線LANのシームレスな切り替え
- バーチャルHDD、バーチャルネットワークインタフェース、バッテリー監視機能など、ハードウェア対応の強化