日立電子サービス(株)(以下、日立電サ)は、同社およびグループ企業の2002年新入社員のうち150人が『Turbo-CE』資格を取得したと発表した。
『Turbo-CE』は、ターボリナックス(株)が2000年4月より開始した技術者認定資格。Turbolinuxの導入や設定、サーバ構築の能力などが問われる。『Turbo-CE』資格には技術情報やベータ版の優待提供といったメリットがある一方、3年間の有効期限が定められている。認定試験はアール・プロメトリック(株)が提供しているが、教育プログラムはターボリナックスのパートナーであるオフィシャルエデュケーションセンターを通じて受講することができる。
日立電サは、新人社員教育の一環としてさまざまな資格取得を支援しており、2001年より、社内に『Turbo-CE』のオフィシャルエデュケーションセンターを設けている。エデュケーションセンターでは、安価なPCベースのLinuxマシンを利用してUNIX教育を行なうことができるため、教育コストの削減が可能になったという。
日立電サによれば、2001年には82人、2002年には150人の新入社員が『Turbo-CE』取得を目指し、ほぼ全員が合格している。また、『Turbo-CE』取得者の多くが米IBMや米Hewlett Packard、米Sun MicrosystemsなどのUNIX資格も取得しており、『Turbo-CE』の知識が役立ったと考えられているようだ。現在のところ日立電サ全体で291人の『Turbo-CE』認定エンジニアがいるといい、今後も毎年100人規模で合格者を輩出する見込みだという。