ハマる猫はハマる! 魅惑の「猫スリバチ」とは!?
文●荻窪圭/猫写真家
2015年10月09日 12時00分
2015年2月、猫宅訪問シリーズ第1回で訪れたのは「我が家で一番えらいのは猫」というKさん宅であり、その広いリビングで一番面積を占めているのは爪研ぎやらキャットタワーやらベッドやらの「猫のためのアイテム」だったのである。
うちよりずっと猫が猫かわいがりされてるなあと思いつつ写真を撮ってたら、ひとつすごく面白い爪研ぎがあるのに気づいた。
ちょっと大きな遠景で、段ボールでできていて、中央がスリバチ状に窪んでいるのである。まるで「猫スリバチ」。
これはうちの猫もよろこびそう! どこに売ってるの? Amazonにあるよ、え、買う買う。
そしてなんとその翌日にはうちに届いていたのであった。おそろしい時代になったもんである。
それがアメリカのPetstagesが出している「Easy Life Scratch Snuggle & Rest」という製品。
その「猫スリバチ」がうちに来た途端、これである。あっという間に見つけて、その上で丸くなってしまった。こういうのはめざとい。
部屋の中に這いつくばって、ほぼ真横から撮ったのでこれを「猫スリバチ」と呼びたくなる気持ちもわかるだろう。いい感じにスリバチ状になってるのだ。
その一週間後には見事な「アンモニャイト」を作ってくれたのでありました。もう形状的にこうなるのが一番楽だもんな。
うちの場合、ここまで丸くなるのは「かふか」だけで、「大五郎」はこんな感じ。
そもそもこれは「爪研ぎ」兼「ベッド」である。
今の一般的な猫用爪研ぎは段ボールの断面を並べてできており、あの隙間が爪研ぎにいいらしいのだ。この「猫スリバチ」も段ボールをくるくる巻いて作ってある。
かふかの場合、とことことことやってきて、ガシガシ爪を研ぎ、満足するとそこにごろんと転がって背中をこすりつけるのである。
爪研ぎ用の段ボールの断面が気持ちいいらしい。
ほんとはここで爪を研いでる姿の写真をのっけたいところだが、1回あたりの爪研ぎが短い、いつもこっちにお尻を向けて爪を研ぐ、室内なので爪研ぎの様子をきれいに撮るのが難しくて準備してる間に終わっちゃう、というわけでよい写真を撮れなかったのである。ご容赦を。
(次ページに続く、「好き嫌いは猫それぞれ うちの猫は大好きなようだが……」
好き嫌いは猫それぞれ
うちの猫は大好きなようだが……
さて6月のこと、猫宅訪問でお邪魔したIさん宅でこの話をしたら「うちにもあるよ」と出してきてくれた。
四隅の支えるパーツには猫が噛んだり引っ掻いた痕があるものの、肝心のスリバチ部分はすごくきれい。
トンキニーズ3兄弟の誰か(すみません名前忘れました)がやってきたので、お、どうするかなと思ったら、くんくんと匂いを嗅いで終わり。
Kさん宅の猫はベッドとしては使うけどあまり爪は研がないというし、Iさん宅の猫はあまりお気に召さなかったもよう。猫それぞれである。
うちの猫はもう2匹とも爪研ぎ兼遊び場兼お昼寝用ベッドとしてものすごく気に入っているのだ。最近はもうアンモニャイトはしてくれないけど、しょっちゅうここで寛いでる。中央の凹みが気持ちいいんだろう(前ページ冒頭写真)。
でも、あまりに爪を研ぐので、中央部がかなり削られてうすくなってきた。猫が退くとわかる。中央が削られてさらに窪んでるのだ。ああ、そのうち底が抜けちゃうかねえと話していた矢先である。
今朝、私が起きてきたら、とうとう爪の研ぎすぎで壊れてたのだ。
もういったいどれだけ掘ったんだか、この破壊形状からすると、薄くなりすぎて、くるくる巻いてある段ボールの帯ごと爪にひっかかってとれてしまい、猫の体重で中央部分が落ちてしまったのだろう。
およそ半年の命でした。
また買わねばならなさそうだ。
あ、今回は猫スリバチの話で終わってしまった。たまにはご容赦を。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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