相乗りできるサービス「UBER POOL」も開始
最近では、相乗り方式での利用サービス「UBER POOL」も開始した。
「2台必要だったクルマが1台で済むようになる」とする一方、ゴールドマンサックスの社員と乗り合わせた例があるとして、「新たな出会いを生むことができる」とも語る。
だが、UBERのメリットはこれだけではないと、カラニックCEOは語る。
「私の夢は、すべてのクルマをUBERにすることである。そうすれば、クルマを所有するよりも安い料金でタクシーを利用できるようになる。駐車場が不要になり、交通渋滞がなくなり、公害も減る。タクシーを呼ぶ時間が少なくなり、ドライバーの雇用も増える。街を活性化することができる」とする。
パートタイムで働くタクシー運転手もおり、週に10時間以下のドライバーも
雇用の形態もユニークだ。
サンフランシスコでは、一般のドライバーが簡単にUBERに登録して、営業を行うことができる。そのため、UBERのドライバーはパートタイムで働いているケースが多いという。週に10時間以内しか働いていないというドライバーは50%に達するという。
「ぜひ、UBERのドライバーと話をしてみてほしい。ドライバーとは別の仕事をやっている場合も多い。いろんな仕事の話を聞けるはずだ」とする。
そして、こうも語る。
「すべてのクルマがUBERになり、走るクルマの数が減ると、サンフランシスコの渋滞がなくなる。そうすれば、みんなの自由時間が1時間は増える。その分、家族といる時間が増加することになる」
さらに、食事を届けることができるようなサービスにも参入する計画を示す。
「蛇口をひねれば、すぐにシャワーを浴びられるように、ボタンを押せば欲しいものが手に入る世界を作りたい」
社会を変え、人の生活を変えることができるというのが、UBERが目指す世界だというわけだ。タクシー会社の枠を超えた夢を描いているのがUBERということになりそうだ。
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