今回のことば
「2050年の日本の人口は現在の60%。その人口で、経済活動や社会生活を支えることができる効率的なインフラを実現するために、NECのICTがどう貢献できるかが鍵となる」(NECの遠藤信博社長)
我々は変わるんだ! ということを表現したい
NECでは、2015年度を最終年度とする中期経営計画の中軸に据える「社会ソリューション事業」の事業ブランドメッセージとして、「Orchestrating a brighter world」を発信している。
NECは、2013年4月に中期経営計画を発表。そこで、社会ソリューション事業への注力を宣言した。
さらに、2014年初めには、「我々は変わるんだ!ということを表現したい」(NECの遠藤信博社長)として、社外に対して、社会ソリューション事業に関するメッセージ発信を強化。そして、2014年6月に行われた都内で行われた世界ICTサミットの講演において、初めて社外に対して、「Orchestrating a brighter world」のメッセージを公開した。
そして、NECが2014年11月20日、21日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催した年次イベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014」においては、「Orchestrating a brighter world~世界の想いを、未来へつなげる。」をテーマに掲げ、会場のあらゆるところに、この言葉を散りばめてみせた。
NECでは、社会ソリューション事業を推進する企業としてのグローバルブランドを構築するために、世界中の顧客やパートナーに対して、NECが取り組む「社会ソリューション事業」を理解してもらうこと、さらには、NECグループが一丸となって社会ソリューション事業を加速することを目的に示したものだと説明する。
この連載の記事
-
第590回
ビジネス
生成AIに3000億円投資の日立、成長機会なのか? -
第589回
ビジネス
三菱電機が標ぼうする「サステナビリティ経営」、トレードオフからトレードオンへ -
第588回
ビジネス
富士通の子会社でDX専門のコンサルティングをするRidgelinez -
第587回
ビジネス
メーカー自身が認定し、工場検査後に販売するパナソニックの中古家電 -
第586回
ビジネス
マイクロソフト、日本への4400億円のAI/データセンター投資の実際 -
第585回
ビジネス
日本市場の重要性を改めて認識する米国企業、変革期にある製造業がカギ -
第584回
ビジネス
NTT版の大規模言語モデル(LLM)、tsuzumiの商用化スタート、勝算は? -
第583回
ビジネス
エコ投資に取り組むエプソン、見方によっては10年で1兆円の投資も -
第582回
ビジネス
パナソニックコネクトの現在地点、柱に据えるBlue Yonder、ロボットとは? -
第581回
ビジネス
スタートして半年の日本NCRコマース、軸はAIとプラットフォームの2つ -
第580回
ビジネス
コンカーの第2章は始まるのか、SAPの生成AIを使って効率的な経費精算を - この連載の一覧へ